2014年5月17日土曜日

蔵書に囲まれた余生

自宅の新築が移住の目的で、自宅建てるのは、蔵書が一度に見渡せる本棚がある書斎を作りたかったからです。小学生の頃から本の虫。その頃に買った文庫本もまだ大切に取ってあります。数えたことはありませんが、数千冊のレベルでしょうね。
テレビもネットも人並み程度には利用してますが、もしそれがなくても、好きな本さえ読めれば、何とか生きて行くことはできるというぐらい、活字中毒なんです。

これだけの量をキチンと仕舞うのは一苦労。
市販の本棚だと、棚板が本の重さに耐えきれず、二三日もすると怖いくらい反ってしまいます。それがない、しっかりした作りのものだと、棚が深く高過ぎて、文庫本だと横積みか奥と手前の二重置きにしないと、蔵書が入りきりません。これでは「一度に見渡し」がNG。

移住前までは、実家の本棚と転勤先の自室に分けていました。引越しの最大のネックがこのかさ張る大量の本。電子化できたら、さぞ便利なんでしょうけど。この量では自炊するだけでも何ヶ月もかかってしまいそうです。何よりいろいろな想い出の染み込んだ、本そのものに愛着を感じるタイプ。この移住で思いっきり断捨離しましたが、本だけは全部運びました。びっくりするぐらい高くついたなぁ。

この蔵書をイメージ通りに並べるために、今回は大工さんにお願いして、自分で図面を引いた本棚を特注しました。反りがないように、細い鉄筋とL字のアングルを溶接でくっ付けて骨組みにして、ベニヤ板の棚板を乗っけるというもの。
強度は十分で、比較的軽くできたんですが、やはり鉄筋の溶接なので寸法精度が全然でない。

しかしもう来週の水曜日に引越してしまうので、取合えず二階の書斎に並べて、本を全部収納してしまうことにしました。大工さんに作ってもらえば、やり直しでもそれほど工賃はかからないので、工事が終わって落ち着いてから、今度は木製の特注品をお願いすることにします。




いろいろ不満はありますが、本棚に見慣れた本の背表紙が並ぶと、嬉しくなります。こうなって初めて、自分の部屋になったなぁと実感。今日は一日大工さん数人に手伝ってもらい、車で仮住まいと新居を3往復。暑さでヘトヘトになって、まだ半分ぐらししか終わってませんが、心地良い疲れです。
さぁ、明日も朝から頑張りましょう。


2 件のコメント:

  1. いつも拝見しています。
    完成するのがとても楽しみです。

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    1. TAKAI AKAIさん、
      コメントありがとうございます。もうすぐ完成は間違いないんですが、これが終わりそうで、終わりません。(笑)

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