2016年8月11日木曜日

メトロバンクの定期預金 前編


今日は、お金のお話。フィリピンに移住しようと考えている人には、少しは参考になるかもしれません。

私たち家族三人の生活を支えているのは、日本での貯金と家内の給与。私は4年前、ちょうど50歳になった時に、それまで28年間勤めていた企業の早期退職に応募して、かなりいい条件の退職金をもらって勤め人を辞めました。もちろんそれだけではなく、コツコツ蓄えたお金もあり、一時的には、ざっと五千万円以上の預金残高。

退職時点で、すでにフィリピン・ネグロス島の家内の実家近辺に、600平米の宅地(今住んでいる場所)は購入済み。問題は、フィリピンへの送金でした。さすがに家内を含めて、フィリピンの親戚や友達で、こんなに大きな額の送金をしたという人はいません。ネットで調べたりもしましたが、やっぱりフィリピンの銀行に聞くのが早道でした。

実は、以前から十数万円程度の送金ならば、家内の実家宛に送金したことは何度かありました。私の知る限り、関西に支店を置く、唯一のフィリピンの銀行「メトロポリタンバンク」通称メトロバンクを通じてです。大阪にあるのは東京支店・大阪出張所という名称で、大阪地下鉄の御堂筋線・本町か、堺筋線の堺筋本町が最寄り駅。

今も同じサービスをしているのかどうかは分かりませんが、当時は送金金額に上限はなく、金額に関係なく一回の送金手数料が一律3千円でした。さすがに一千万単位になると、送金者(つまり私)の身元確認のための運転免許と、お金の出所を確かめられる通帳(もしくはネットバンキングでの残高表示のプリントアウト)のコピーの提出が必要でした。

この時住んでいたのは、転勤先の福岡。送金先(家内の現地口座)を含めて必要な情報を登録済みだったので、大阪の窓口には直接足を運ぶことなく、書類は郵送、手続きは電話で済ませました。

メトロバンクの担当者の日本人マネージャさんは、私と同年代の男性。送金金額を聞いた時は「え〜!本当にこの金額でいいんですか? 思い切りましたね〜〜!」と電話口で驚いていました。その後に一言「羨ましいです。」

実際には預金の全額ではなく、いくらかは日本に残してはいたものの、一介のサラリーマンが、簡単に持てる金額ではないので、その反応も無理ないかも知れません。またこの時は、アベノミクスの影響で円安傾向になる直前。まだ1ドル90円台の時期なので、図らずもきわどいタイミングでの送金になりました。

ここまででかなりの分量になってしまったので、フィリピンでの運用(と言うほどのことでもないですが)については、次の投稿に。


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