それ以外にも、ミラージュやスプリンターなどの車や、「赤いシャポーの味の素」「森永チョコレート」のCMソング。この頃に青春を過ごした世代ならば、絶対に耳にしてると思います。
私の大好きなアニメ、映画版「銀河鉄道999」のテーマもゴダイゴでした。売れっ子のシンガーがアニメの曲を歌ったのは、多分ゴダイゴが草分けだったように思います。最近でこそ当たり前になりましたが、その前に記憶にあるのは、水原弘さんが歌った「忍風カムイ外伝」のエンディング・テーマぐらいでしょうか。
そんなゴダイゴの人気絶頂期にリリースされたのが「ビューティフル・ネーム」。1979年は「国際児童年」で、この曲はその協賛歌。「みんなのうた」でも使用。そう言えば、当時はNHKでやたら流れてました。
その後、全編英語のゴダイゴによるセルフカバーを始め、国内外のいろんなアーティストにカバーされたビューティフル・ネーム。1991年に Apo Hiking Society というフィリピンのボーカル・グループが「Bawa't Bata 」(子供たち一人づつ)というタイトルで、タガログ語版をリリース。このグループと同じ、アメリカ資本のMCAレコード所属だったゴダイゴのプロデューサーによって、カバーが実現したそうです。だからバックの音源は、オリジナルと同じなんですね。
タガログ語の歌詞は、こんな感じです。全体のイメージは日本語の歌詞に近いですが、神さまが出てくるのは、さすがカトリック大国のフィリピン。例によって超意訳ですので、悪しからず。
子供たち一人づつ
世界中の子供たち
一人づつに名前があって、いい子たち
僕らは誰でも歳を取るけど
みんな子供のままなのさ
子供たち、
陽の光の中で遊べ
雨の中を歩め
お金があってもなくても
肌の色が白くても黒くても
そんなことは関係ない
世界は若い君たちのもの
世界中の誰だって
神さまは大好きさ
世界中の子供たち
一人づつに名前があって、いい子たち
子供たちを慈しんで
それは神さまのルール
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