フィリピンでは、日本でのブームが始まるずっと前から、マッサージは一般的。ただ、ストレスやら肩凝りやらを溜め込んだ、会社勤めの人たちが仕事の後にリラックス、という需要とはかなり違って、どちらかと言うと有閑マダムの憩いの場のようです。
ここ田舎町のシライに、全国展開のチェーン店「グランド・ロイヤル・スパ」の支店がオープンしたのが、3年前。昨年あたりから私も通うようになりました。だいたい週一回の頻度で、1時間のボディ・マッサージを頼んでます。料金が300ペソ(約700円)で、平日の昼間だと割引があって255ペソ(約600円)。これはお得。
オイルを使った施術が人気で、全身以外には、足・顔があります。その他だとオイルなしの指圧(Shiatsu と日本語名称そのまま)や、タイ式、ストーン・マッサージなど。従業員は、ほとんが若い女性ですが「不健全なサービス」は一切ありませんよ(!)。わざわざ張り紙して「特別サービス禁止」を徹底。お客さんのほとんどが女性なので、変な噂でも立ったりしたら、アッという間に商売できなくなるんでしょう。
マニラなどの風俗系のものは「マッサージ・パーラー」で、普通のマッサージは「スパ」。マッサージャーはセラピストと呼ばれています。くれぐれもお間違えなきよう。
さて、すっかり週一の習慣になったスパ通いですが、最近は出張サービスがお気に入り。これは家内の従弟夫婦が新しく始めたビジネス。2〜3名のセラピストを雇い、自家用車で顧客の家を訪問営業するというもの。わざわざ隣街のバコロドから来てもらうので、最低でも2セットの利用が必須なのですが、私だけでなく家内も施術してもらって、重宝してます。
二階の風通しのいい部屋でサッマージ
フィリピンでは、マッサージだけでなく、ネイルサロンや美容院の出張サービスも多い。大抵は普段店舗勤務で、休みの日だけ自営のフリーというパターン。店に行くより、少し安くしてくれるそうです。同じことを日本でやって店に知れたら、即解雇になりそうですね。
それにしても、家事はメイドに任せ、マッサージにマニュキュア、ヘアケアまで、全部自宅で出張サービス。もう少し余裕があれば、運転手雇ってる奥さんも多い。日本企業の現地駐在員の奥さんが、あまりの居心地の良さに、旦那さんが帰任する時に大揉めになったというのも、分かる気がします。中には地元のお金持ちの男性とくっついてしまい、離婚してそのまま永住というツワモノもいたんだとか...。
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