今年も息子の誕生日が巡ってきました。子供の誕生日というと、何十人もお客さんを招いてホームパーティしたり、レストランのパーティ・スペースを借り切ったりと、分不相応な散財をするのがフィリピン流。我が家でも移住以来、3年続けてホームパーティをやってました。
しかし親も子供も、何となく飽きてきた移住4年目。息子も別にパーティをしてほしいという感じでもなく、今回はぐっと地味な誕生日に。
当日は、週のど真ん中の平日だったので、ほんとに身近な親戚を8人だけ招いての夕食。(それでもパーティはする)そして、その週末、息子の希望で、隣街の州都バコロド市内のホテルのレストランで食事をして、その夜は家族でホテルに一泊してきました。
「どこが地味やねん?」とツッコミが入りそうですが、親戚とのパーティなんて、特別な料理を作ったわけでもないし、品数を増やして、ケーキと宅配ピザを注文した程度。ホテルにしても、一泊五千円ほどで、食事代を合わせても家族全員で一万円にもならない。フィリピンの感覚からすると、これで十分地味な誕生日です。
さて、宿泊したのはバコロドで一番の高級ホテルで、昨年の家内の誕生日でも利用して、お昼を食べた「エル・フィッシャー」(L'Fisher Hotel)。泊まったのは、実は今回が初めて。屋上にはプールやジムにスパもある。久しぶりに息子とプールで泳ごうと、水着に浮き輪まで持参しましたが、ホテルに着いた途端に生憎の土砂降り。仕方がないので、私だけがスパで、マッサージをしてもらいました。(息子の誕生日なのに)
食事はディナー・バイキング。いくら食べても料金は同じとなると、どうしても食べ過ぎてしまうのが人情。私も家内も、翌朝まで胃もたれするほど食べてしまいました。息子だけは最初の一皿でおしまい。なかなか冷静なヤツ。
食事を終えて、客室に戻る途中にある二つのボールルーム。金曜日の夜だったので、両方パーティの真っ最中。しかもどちらもバースディパーティ。ドアには主賓の名前が書かれた立て札があって、まるで結婚披露宴並みですね。特に盛大だったのは、18歳の女の子の誕生日。フィリピンでは、18歳が成人年齢。特に女性の場合は、18歳になると「デビュー・パーティ」と称して、ことさら盛大にお祝いする習慣があります。
部屋に戻ると、窓からは週末の都会の夜景。バーやカラオケが立ち並ぶ州都の中心部なので、9時なんてまだまだ宵の口。ド田舎のシライ市では、8時過ぎにもなると、人通りもまばらになるのが普通なので、バコロドの明るい夜の景色が、やけに新鮮に感じました。さすが、人口50万都市。
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