2018年4月13日金曜日

南国リゾートの発電風車


フィリピン美女図鑑「キューティーハニー」を挟んで、ギマラス観光の投稿再開です。前回は、宿泊したファティマ農園を褒めちぎりました。今回は、ようやくギマラス本島の見どころをご紹介。

アイランド・ホッピングから一夜明けて日曜日。旅行中でもさすがのフィリピン人、ちゃんと朝のミサには与るのは偉い。たまたま農園のすぐ隣、歩いて5分ほどの場所にチャペルがあったから、ということもありますが。

このチャペル、おそらく農園オーナーからの寄進もたくさんあるんでしょうね。こんな田舎で、所属信徒の数も決して多くないはずなのに、かなりしっかりした作りで、内装もきれい。農園内に置かれている、真珠の装飾付きマリア像の祝福も、数年前ここで盛大に執り行われたそうです。



ミサ後は、農園の小高い丘にあるカフェからも遠望できた、風力発電所を訪問。恥ずかしながら、まったく知らなかったのは、ギマラスにこれほどの風力発電所があったということ。100平方キロの敷地に、発電風車が27基。2014年末から運転を開始しているんだとか。

調べてみるとフィリピンは、アセアン諸国で一番の風力発電国。ギマラスを含め、すでに6ヶ所で商業発電が始まっていて、40ヶ所で候補地選定中。日本からの支援も受けている。

もちろん日本でも同様の取り組みは進んでいて、主なものだけでも約100ヶ所の発電所があります。ところが、台風対策のため、効率のよい大型のものが設置できなかったり、なかなか十分な広さの土地が確保できなかったりで、まだまだ問題山積状態。ひょっとすると、近いうちに、この分野ではフィリピンが日本を追い抜くかも。ただ、台風に関してはフィリピンも同じ条件なので、大丈夫かいな?という気もします。

ということで、生まれて初めて実物を見た発電風車。これはデカい。一面緑に覆われた田園風景の中に、巨大風車が林立するのは、とても現実離れした未来のイメージです。こんなのが見られるなんて、全然期待していなかった。ちなみに、私たちが住むネグロス島には、風力発電所の代わりに、かなりの規模の太陽光発電所があります。シライ市の自宅から、車で10分ほどの場所。



羽が巨大なので、先端の回転速度は怖いぐらい



風車を見下ろすレストハウス
バーベキューが楽しめます


風車を見ながらひと泳ぎ
サンダーバード1号が飛び立ちそう

風車を後にして、お昼ごはんはまたまたビーチ。とは言え、前日のプライベートビーチのような感じとは程遠く、芋を洗うがごとくに混雑してました。聞くところによると、ボラカイ封鎖の影響で、イロイロ辺りから近場のビーチに、観光客が流れてるらしい。


午後は、マウンテン・リゾート。こちらは子供がメインのキャンプ・アルフレド(Camp Alfredo)。目玉はジップラインと呼ばれる、樹間に張ったワイヤーロープを、滑車を使って滑るアトラクション。ヘルメットや装備を着用して、インストラクターも付く本格的なもの。12歳の息子と、11歳の女の子バドが大喜びで挑戦。






他にもキャンプ場やプールもあるし、宿泊できるコテージも。これは次の機会には一泊したいところ。

適度なサイズのギマラス島は、海にも山にも、車で簡単に移動できる範囲に、子供連れで楽しめる場所が、コンパクトに収まっています。見たところ、大資本の大きなホテルやカジノもないし、地元の人が観光客ズレしてないのは、たいへん好ましい。



最後に立ち寄った美しい教会


教会の庭に咲く、桜みたいな花

わざわざギマラスだけを目的地にして、日本から来るほどではないけれど、セブやボホール観光のオプションツアーならば、これはコストパフォーマンスが高い。天邪鬼な私には、何より、日本人がいないのが、気に入りました。


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