2018年4月9日月曜日

フィリピンの淡路島ギマラス


ギマラス島観光は、いわゆる安近短。(安価・近距離・短期間)

と言っても、これはネグロス島からのお話。日本からだと、普通に海外旅行になってしまって、いくら欧米に比べて近いフィリピンと言っても、マニラやセブから飛行機や船を乗り継がないと行けない場所。

この3連休(4/9月曜日は、勇者の日という祝日)、2泊3日でギマラス島に行ってきました。発端は、家内の学生時代からの親友にして、20年前に私たちの結婚式でメイド・オブ・オナー(介添人)を務めてくれたグロリア。そのお母さんの誕生日。グロリアを筆頭に1男3女に恵まれ、元気に80歳になる愛称マミー。これを機会に、子どもたちでお母さんを小旅行に連れて行ってあげようという企画に、なぜか私たち家族3人も誘っていただき、総勢14名のちょっとした団体さんとなりました。

ギマラスって片仮名で書くと、なんだか東宝映画に出てくる怪獣みたいな名前。アンギラスとか、キングギドラを連想してしまうのは、私だけでしょうか。現地での表記では Guimaras 。私たちの住むネグロス島の西隣りのパナイとの中間に位置する、面積が約600平方キロの島。


身近なところだと淡路島よりちょっと大きいぐらい。意外と広かったんですね。そして人口は全島で17万4000人余り。淡路島が約18万だそうなので、ちょうど同じような規模。ネグロス・パナイの大きな島に挟まれているところも、四国・本州と淡路島の関係に似ている。

そして淡路島の玉ねぎに相当する、特産の農作物がマンゴー。島内に約5万本のマンゴーの木が植えられているそうで、フィリピン産のものでは一番甘いと評判。アメリカのホワイトハウスや、イギリスのバッキンガム宮殿にも送られているんだとか。ほんまかいな。

さらに私が今住んでいるシライからの距離感が、実家のある兵庫県の尼崎から淡路島に近いんですよ。これが私の「ギマラス=フィリピンの淡路島」説の最大の根拠です...って単なる主観ですね。

シライと関わりができてから20年、移住後でも5年経過して、今までネグロスから対岸のパナイ島には何回も往復。いかにもギマラスに親近感があるように書いている割には、実際に行ってきたのは、今回が初めて。

パナイの州都イロイロには、家内が学生時代を過ごした、フィリピン大学イロイロ校があります。また、イロイロから車で30分ほどの場所の、ミヤガオ市にあるフィリピン大学付属研究所は、家内が結婚前までの勤務先。その関係でパナイには、今でもたくさんの友達が。実は私たちの新婚旅行も、このパナイ島。そのネグロス〜パナイ間のフェリーに乗ると、必ず船窓から見えるのがギマラス。

家内もいいところだと言うし、フィリピン人でも日本人でも、行ったことがある友達は、みんなおすすめ。でも淡路島と同じで、近すぎていつでも行けると思うと、中々腰が上がらないもの。特に年に一度の里帰りの頃は、どうせならばもっと有名なところへと、セブやボラカイ、パラワンなど。こういう状況だったので、グロリアからのお誘いは、文字通り渡りに船。

ネグロスとパナイの間と書きましたが、中間にあるのではなく、かなりパナイ寄り。西ネグロスの州都バコロドから直通船は出ていません。1時間半ぐらいパナイ島のイロイロにまでフェリーに乗り、そこからギマラスへは、バンカーボートという、両舷にアウトリガー(安定のための浮き)を装着した、定員20〜30名ぐらいの船で、約30分かけて渡航。なのでシライの自宅からは、待ち時間含めて4〜5時間というところ。


正直なところ、近場だし、日本での知名度はほぼゼロ。あんまり期待してなかったんですよ。ところが着いてびっくり、バンカーボートでの小島巡りに、マンゴー農園内に新しくできたリゾートホテル。風光明媚とはこのことで、ホテルニューアワジも驚く、超ハイソなバケーションを満喫してしまいました。(80年代を経験した関西人にしか分からない表現で、申し訳ありません。)



しかも同行したグロリアの親戚に、モデルさんと見紛うような美少女が二人。対費用効果を考えると、昨年のラカウォン島観光に勝るとも劣らない充実ぶり。

と、散々煽っておいて何ですが、導入部だけで、ずいぶんな文字数を費やしてしまいました。これから何回かに分けて、ギマラス旅行を詳しくレポートします。乞うご期待。


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