2018年4月12日木曜日

私的フィリピン美女図鑑 キューティーハニー

約半月ぶりに、フィリピン美女図鑑の更新です。
ラムちゃん、スターシャ、森雪、メーテルに続き、今回は禁断の永井豪キャラクター。私の世代ならば、ずいぶん永井さんの作品には親しみましたねぇ。何と言っても強烈だったのは、スカートめくりが、一種の社会現象にまでなった「ハレンチ学園」。

少年誌掲載作としては、考えられないほどに殺戮シーンが多い「あばしり一家」。一番衝撃を受けた「デビルマン」。これは全巻揃えてフィリピンにまで持ってきました。「バイオレンス・ジャック」も凄かった。そしてロボットヒーロー物としては、一世を風靡したマジンガーZ。それに続くゲッター・ロボ。

とまぁ、ここで取り上げるのは、ちょっと憚られる永井豪美女の中で、やっぱりこれしかないと思ったのが「キューティーハニー」。今回調べてみて知ったのは、永井豪さんのオリジナルではなかったこと。アニメ化前提の、東映との共同制作だったのか。

実は放送当時、小学生だった私は、ほとんど見ておりませんでした。学校でキューティーハニーを見てると知れたら、「助平」のレッテルを貼られること間違いなしの問題作。裸のシーンが多すぎて、2クールで打ち切られたというほど。

しかし、設定はなかなか凝ってたんですね。変身のメカニズムが秀逸で、空中の分子を自由に結合させて、あらゆる物質を創り出せる「空中元素固定装置」。ハニーがアンドロイドというのは、よくある話にしても、骨格と脳以外は、生きた細胞でできたハイブリッド。記憶は、ハニーを作った科学者、如月博士の幼くして亡くなった娘のものを移植。そのため、ハニー本人が自分はアンドロイドだと自覚がなかった。

後年のハリウッド映画「ターミネーター」で、アーノルド・シュワルツネガーが演じた殺人アンドロイドのスタイルを、完全に先取り。ひょっとしてジェームズ・キャメロン監督が、キューティーハニーからヒントを得たのかも。

そしてハニーの造形。強くてセクシーでファッショナブル。永井豪さん曰く「男性にも女性にも愛されるキャラクターにしたかった」とのこと。初回放送当時は、相当な批判があったものの、その後何度も再映像化されているし、つい先週(2018年4月5日)から、最新アニメ「キューティーハニー・ユニバース」の放送が始まったそうです。時代を超えて愛される、原作者が意図した通りのキャラクターに育ちました。

今回、そのハニー役に選んだのは、レッド・デラ・クルーズ嬢(Red Dela Cruz)。フィリピン、ケソン市生まれの25歳で、アメリカの総合格闘技 UFC のラウンド・ガールに選ばれ、フィリピンだけでなく国際的な人気を博すモデルさん。さて、うまく描けましたでしょうか...。


ところで、キューティーハニーと言うと、誰でも思い浮かべるのはテーマソング。歌詞のインパクトが強くて、何度テレビ化・映画化されても、同じ曲が使われています。でも私が気に入っているのは、有名なオープニングテーマではなくエンディング「夜霧のハニー」。あんまり好きでCDを買って、今もスマホのプレイリストの中にあります。


過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。

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