2018年4月24日火曜日

河童への道 夏休みの水泳レッスン

3月の最終週から始まった息子の夏休み。もう1ヶ月が経過しているのに、まだ半分終わっていないという、超長期休暇の真っ只中でございます。

フィリピンでは、毎年4〜5月が暑さの最盛期。暑いということは、雨が少ないということで、数日から1週間に1度ぐらい、夕立のようにザっと降る以外は、文字通りの乾季。マニラ首都圏では連日40度にも達する暑さだとのこと。

ここネグロス島のシライでは、周囲が緑に囲まれているのと、人工の遮蔽物がなく風通しが良いため、暑いと言ってもせいぜい32〜3度ぐらいの感じ。私が子供の頃の大阪近辺と同程度。それでも昨夜はさすがに寝苦しくて、今年初めて1時間ぐらいクーラーを使いました。

さて、長い長い夏休み。日本のような宿題もないし、子供は毎日ヒマを持て余してしまうもの。それを見越して、一昨年就任したシライの市長、マーク・ゴレツ氏の新政策。スポーツ振興の一環として、シライ市民の子供たちを対象にした、夏のスポーツ教室を始めました。

フィリピンで人気のバスケットを始めとして、バレーボールやサッカー、バドミントンにテニス。ちゃんとコーチをつけて場所も確保。月曜から金曜、朝8時から昼前ぐらいまで、レッスンをしてくれます。

去年はテニスに参加させた息子ですが、イマイチだったらしく、今年は水泳に。我が家から徒歩20分、トライシクル(オート輪タク)なら5分ぐらいの場所にある、宿泊施設付きの小さなプールリゾート「サンバースト」のプールを借りて、毎日水泳レッスン、ということになりました。

ちなみにこのサンバースト、約10年ほど前に、我が家の設計をお願いした日本人建築家に、現地出張していただいた際の宿舎として利用。当時はまだ、近くにホテルなどありませんでした。



さて、プールで水遊びが大好きな息子、実はカナヅチ。浮き輪なしで水に放り込んだら、パニックになってしまうほど。とは言え、小学校にプールがあって当たり前の日本とは違い、子供の頃に水泳を教わることが一般的ではないフィリピン。泳げない人は意外に多かったりします。


最初はちょっと心配でしたが、数日ぐらいで普通に泳げるようになった模様。先日のギマラス島観光では、宿泊先のプールでも、ビーチでも、一応それらしいクロールを披露して、同行したオバちゃんたちを驚かせていました。まだ息継ぎが下手くそなのは、ご愛嬌。


そんなこんなで3週間のレッスンは無事終了して、真っ黒に日焼けした一人前の河童くんの出来上がり。クラスでも一人だけ生っ白くて、昔の日本ならモヤシとあだ名されそうだった息子も、ようやくフィリピンの子供っぽくなりました。そして毎日泳いだせいか、少し逞しくなった。

夏のスポーツ教室が終わっても、まだ1ヶ月以上も残っている夏休み。さぁ、これからは、日本語の本でも読ませて、母国語の退化を防ぎましょうか。でも、すっかり自信をつけた息子は、自宅のある宅地セント・フランシス・サブディビジョンのプールへ行きたくて仕方がない。

自発的に屋外へ遊びに行きたいなんて言い出したことがない、インドア派だった息子。変われば変わるもの。ということで、今日も朝から快晴のシライ。息子は従兄姉たちと一緒に、朝からプールで泳いでおります。




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