2019年2月13日水曜日

ゲストハウス / 申請図面の発注


昨年末頃から、盛んに「裏庭にゲストハウス建てま〜す」と、当ブログだけでなく、あちこちで発言している私。楽しみにしてます、という若干のリップサービスだけでなく、本気で泊まりに行きますとのお言葉も頂戴し、いよいよ後に引けなくなってきました。

ゲストハウスと言っても、簡易のシャワー・トイレ付きのベッドルームひとつ...みたいな程度ではありません。20年前まで私が住んでいた実家の間取りを再現しようという、個人としてはかなり意欲的な構想。平屋の2LDK。日本式のお風呂も完備する、本格的な一戸建て住宅です。

すでに十分広い母屋があるのに、なぜもう一軒?と訝しむ方もおられるでしょう。主な目的は、少し前に投稿したように、フィリピン移住を考える日本人を対象にした、お試し短期ネグロス滞在サービスのため。

もちろん民宿みたいな使い方もいいでしょうし、地元の人への貸家も可能。中期的には、息子が結婚した時の住まいにすることも、視野に入れております。

広さはざっと80平米。母屋に比べると半分以下の床面積ながら、現在の日本、大阪周辺で、同じ面積の賃貸マンションだと、家賃は15万〜20万円ぐらいはするらしい。曰く、家族4人がゆったり生活ができて、夫婦の寝室と子供部屋2つは確保可能。つまり、3LDKの広さなんですね。

間取りは再現しても、元々の実家はもう少し狭かった。1畳(910mm × 1820mm)を1メートル × 2メートルに拡大しているので、約1割り増し。そこに両親と私、さらに弟2人の5人家族が居住。今考えたら、ずいぶん窮屈な感じ。

それでも小さいながら庭があり、なんとか自家用車を駐めるスペースも。阪急沿線の急行停車駅から徒歩10分。母が私を身籠っていた頃に引っ越してきた当初は、父が勤める会社所有の借家。それがオイルショックで会社が倒産して、出て行くか買い取るかの厳しい選択を迫られました。

折しも、父は中東のドバイへ単身赴任中。世帯主を外国で働かせておいて、帰国もさせず家族は追い出すなんて、無茶苦茶な話ですね。この時は、叔父(母の弟)が全面的にバックアップしてくれて、父不在のまま、何とか住宅ローンを組むことができた次第。

結果的には、好条件の立地の物件を、比較的安く購入することができました。しばらく後のバブル期では、到底手出しできない価格になっていたことでしょう。その後いろいろあって、建て替えはしたものの、今も同じ場所に、80歳を過ぎた両親が住んでいます。

さて、そんな思い出深い私の生家。それをわざわざフィリピン・ネグロスの地に再建しようと計画。

これが日本なら、まず図面の依頼も一仕事。どこかの設計事務所にお願いして、時間も費用も大変そう。ところがたまたま私は、以前、図面を描く仕事をしていたので、間取りと、簡単な配線・配管、外装・内装のデザインは自前。これをフィリピンのライセンスを有する業者に頼んで、申請図面の形式に清書してもらえばOK。1週間ぐらいで8,000ペソ(約17,000円)。何とお手軽な。

問題はここから。
家を建てる場合、フィリピンでは直接大工さんを雇うか、建築業者に委託するかの2択。もう丸々1軒建てた経験があるし、大工さんの人脈もできたので、自分で現場監督することはできるんですが、建材の買い付けから、詳細の図面描きまで、全部一人でやることになります。

また、前回と違い、家内がフルタイムで働いているので、細かいニュアンスの通訳や、材料の価格交渉なども当てにできない。これは相当面倒な仕事になりそうです。ならば業者に丸投げは?というと、確実に高くなるし、信頼できるパートナーが見つかるかどうか。

ということで、申請図面の発注を前に、どっちで行くか、目下悩み中の日々を送っております。


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