2018年12月29日土曜日

トヨタが近所にお引っ越し

向かいに住むばあちゃんが、路上で「放牧」していたヤギに当て逃げされたのが、ちょうど1年前。(ヤギ身事故)我が愛車トヨタ・アバンザは、運転席扉にみっともない凹みを残したまま、年の瀬を迎えました。

運転に支障のない傷や凹みって、修理するかどうかは見てくれを気にするかどうか。それに加えて、懐具合のバランスでしょうね。フィリピンって、このバランスが「修理しない」側に傾いている人が多いようで、傷だらけの強者をよく見かけます。

少し前までは、フロントグラスが真っ二つになったのを、ガムテープで応急処置したタクシーが走ってたり。さすがに最近では営業許可が下りないらしく、そんなにひどい車両はなくなりました。それでもジプニー(乗り合いバス)とかトライシクル(オート輪タク)は、ボコボコの錆だらけなんてのは珍しくない。

周囲がそんな環境のフィリピン。遠目には分からない程度の凹みなんて、指摘する人も滅多にいないので、1年間も放置していたわけです。私の頭もかなり「フィリピナイズ」されてきたし。

それともう一つ、なかなかディーラーに持って行く気にならないのは、トヨタ・バコロドって遠いから。トヨタはバコロド市の南の端っこ辺りにあって、自宅のあるシライからだと、途中にある大きなショッピングモールや州庁ビル前、下町など、渋滞スポットをいくつか通過しないと辿り着けない場所。

ところが、半年ほど前。まさかシライに住むトヨタ車オーナーの利便性を、考慮したわけでもないでしょうけど、遠かったトヨタさんが近所に引っ越してきました。新たな所在地は、シライの南隣のタリサイ。タリサイの市街地からも少し離れた場所で、周囲にはお客さんが来なくて閉鎖寸前のアヤラ・モールがあるぐらい。

広さは移転前の2倍以上になって、駐車スペースもゆったり確保。これはいい。ちょうど2万キロ点検の時期も重なったので、先日、ようやく重い腰を上げて行って来ました。




スタッフはバコロド時代のメンバーがそのままスライドしたようで、見知った顔が多い。フィリピン独特の目配せだけの軽い会釈を受けながら、クリスマス休暇中でかなり人の多い受付デスクへ。

予約もなしで昼過ぎ来店なので、当日は無理だろうと思ってましたが、意外にも点検は3時間程度で完了しますとのこと。待っている間に同行した家内と、アヤラでお正月料理の材料買い出しや、地元の老舗カフェ、ボブズでケーキを食べたり。

現地法人とは言え、さすがのトヨタ。お金や時間の見積もりは、少し安く、早い方に振れてます。フィリピンでは、仕上がりが遅れる上に追加料金、なんてことが往々にしてあるので、国が違ってもトヨタがシェア・ナンバー1をキープしているのは、当然かも知れません。

エンジンの洗浄や点火プラグの取り替えなど、全部含めて6,500ペソ(約13,600円)。安くはないですが、まぁこんなもんでしょう。肝心の凹み修理の見積りはと言うと、こっちは本当に高くて8,000ペソ(約17,000)。修理工場は予約が詰まっていて、来年になるそうです。

というわけで、ずっと気になっていた懸案事項の見通しがついて、ちょっとだけ心が軽くなった年末でした。


2 件のコメント:

  1. ダバオ在住のmaxです。はじめまして。今トヨタbBに乗っていて、アバンザに乗り換えようと思っております。アバンザの具合はどうでしょうか?日本にはない車なので。

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    1. 車に何を求めるかによって、評価は変わりますが、家族を乗せて普通に運転する限りにおいては、十分合格点だと思いますよ。7人乗れるのが利点です。フィリピンでは親戚とか友達とか、結構たくさんで乗る場合が多いので。

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