年末に仕事が三つ

すごく久しぶりに、「忙しい」と言ってもいいような状況になりました。移住後一番の大仕事だった自宅建設が終わって、もうすぐ丸5年。日本を離れてからは定職もなく、たまにイラスト描いたりブログの広告料で、お小遣いが入るぐらい。ところがここ数日、同時に三つの仕事を並行して進める「珍事」が発生。

まずは、もう何週間か継続している、知り合いの日本人宅新築に向けてのハウジング・デザイン。この手の仕事は初めてではなく、ちょうど1年前の今頃も、隣街タリサイ在住の、友人にして日本人の家のリノベを担当してました。（ビフォー・アフター ネグロスでリノベ）

設計と言わずに「ハウジング・デザイン」なんて耳慣れない言葉を使ったのは、私が日本でもフィリピンでも、建築士の免状は持っていないから。ただ、フィリピンでの家造りに関しては、総床面積約200平米の自宅で、内装・外装デザインを自分で手掛けた経験があります。地元の建築家に任せたら、高い割に日本人にはちょっと不向きな仕様になりかねない。

1年前の案件では、建売で購入した家が、無駄に部屋数を増やすばかりの、風通しの悪い問題住宅。そこで私の家を視察に来た友人が、ぜひ我が家のリノベを手伝ってほしいとなって、上記のお仕事につながった次第。（良心的価格ですが有償ですよ。）

キッチンを大胆に広げて、カウンター式の流し台を設置したり、2階に洗濯機の置き場所を作って、新設したベランダと合わせて、使いやすいランドリーエリアを工夫したり。友人本人にも、フィリピン人の奥さんにも、たいへん喜んでいただきました。

そしてもう一つが、毎年恒例Tシャツのグラフィックデザイン。こちらも以前「制服萌え」という投稿で紹介しました。2月に行われる、家内が卒業したシライ市内の高校、シライ・インスティテュートの同窓会。ご苦労さんなことに、毎回学年別お揃いのTシャツを作るのが習わし。

全校でテーマが決まっていて、今年は「Let's Get Physical」。いつもながら、どういう経緯でこうなるのかは、よく分かりません。ちなみに以前は「シネマ」「カーニバル」「古代ギリシャ」「ブロードウェイ」などなど。何の脈絡もないなぁ。

さらに三つ目は、昨日依頼をいただいた「せかいじゅう」という、海外移住者支援を謳ったサイトへの記事の原稿書き。こちらも約1年前から時々執筆依頼があって、すでに3本の記事を仕上げて、報酬もいただいてます。

それがプツンと連絡が途絶えて、もうサイトの運営を止めちゃったのかと、すっかり忘れていたら、突如として業務再開。今月（12月）中の納期で一本書いてほしいと、お題も提示されました。

重なる時は重なるもんですねぇ。
勤め人時代には、この程度の仕事重複はむしろ日常茶飯事。なんちゃって管理職もやってたので、今更慌てることもないけれど、まさか退職してフィリピンに来てまで、こんな状況になるとは想像もしてませんでした。

ということで、もう残り半月となった2018年。ちょっとバタバタの年末になりそうです。