昨日の夕方から雨が降り出して、夜通し土砂降り状態。朝は仕事が始まる8時過ぎまで、かなり強く降ってました。
つまり12時間以上、相当激しく降り続いたようです。これは、ちょっとした台風並みですね。家を建てているのは、分譲住宅地なんですが、そんなにきれいに整地されているわけでもなく、ちょっと地面が低いんですよ。着工前は草茫々だったので、水が溜まっていたとしても、分からなかった。
先日の台風の時も、こんなだったんでしょうか?当日は外に出られなかったので、これも分かりません。
最初に見た時は、え〜っという感じで、ちょっと驚きましたが、監督の父も大工さんたちも、別に慌てる様子もなく仕事してました。ただいつもと違ったのは、大工さんの一人のトニオが、水を搔き出す…のではなく、搔き入れていたこと。
何してんのかいな?と思ったら、これ、予定では一階の床部分に土を入れて「締める」ために、当初から水を撒くつもりだったそうです。たまたま、今日来たら周囲に浸水していたので、水道の代わりにバケツで水汲んで、搔き入れていたわけ。
それにしても、二階の床材の残りを上手く活用して、まるで最初から分かってたように、器用に作業してますね。このトニオ君、これ以外にも結構なアイデアマン。
飯場にしていた所も、すっかり水浸しになってしまったので、前の道にビニールシートを屋根にして、臨時の休憩所も開設されました。一応、そこは公道なんやけど…。
次は、たっぷりのタダの水で締まった床を、日本では「タコ」とか「タコバン」と呼ばれる道具で叩いて固めていきます。今回は角材を使ったお手製の「タコ」。この作業、父は「モンケン」と言ってましたが、「タコ」にしても「モンケン」にしても、ネットで探してもなかなか見つからない、昔の言い方みたいですね。私には歴史で習った「版築」の方がまだ分かりやすい。
さて、さっきの臨時休憩所では、アイデアマンのトニオが何らやグラインダーで火花を飛ばしながら削ってます。「スネイル・ファクトリー」と称して、拾い集めた古釘の先を研いでいたのでした。
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