2014年2月9日日曜日

プチ闘病

気がつくと一週間ぶりの投稿になってしまいました。何とも情けない話、ずっと風邪で臥せってました。先々週に少し書いたのが、実は引き始めでして、この後「少し回復して、また発熱」を二回繰り返し。

誰かに、子供が風邪で高熱出しやすいのは、まだ抗体がしっかりできてないから、という話を聞いたことがあります。この伝でいくと、私の身体にはフィリピンの風邪の抗体が出来てなかったということでしょうか? それともやっぱり年齢とか、移住による環境変化のインパクト? 多分いくつかの原因が重なっていたのでしょうね。

しかし、間違いないのは、以前に書いたように、お医者に診てもらわず我慢してたのが大きいと思います。別に入院すると決まったわけでもないのに、変に意地になって、処方箋なしで薬局で買える咳止めと熱冷まし、後はひたすらベッドで横になってました。

食事は一日三回、ほぼ普通に摂れていたのと、熱帯性の怖い感染症によくある、ひどい下痢や発疹などの症状が出なかったのも、これは自力で治せるという根拠なき自信につながってました。

結局発病からは約十日たった昨日、止まらない咳と、軽い蓄膿症みたいな鼻詰りから来る頭痛に堪えかねて、とうとう近所の診療所に家内と一緒に行ってきました。

去年の八月に入院した総合病院は、イマイチ清潔感がないのと、いろんな設備が壊れても放置されているのを除けば、見た目は日本の病院とよく似てましたが、昨日のは、なかなか長閑で、思ったよりかなりいい感じでした。

幹線道路から、細い路地を少し入ると中庭のような空間があって、一瞬オープン・カフェかいな?という雰囲気。座っているのが、いかにも具合悪そうな患者さんだと分かって、やっとこれが診療所の待合いだと気付く。



BGMが流れてる?と思ったら、同じ建物の二階が本当にカフェ・レストランになっていました。待ち時間はそのカフェで、久しぶりの外でのコーヒー。家内が一緒で子供は学校だったので、何だかデートみたい。

さて診察ですが、50代ぐらいの穏やかそうな、頭髪がグレーの男性のドクターで、最初にお約束の「君、韓国人?」みたいなやり取り。これは興味本位で訊いているのではなく、問診を何語でやったらいいかの確認みたいなものです。

その後万国共通の、喉の奥見たり、肩や首筋の触診など。そして、ここ十日間の病状を簡単に説明すると、それを聞きながらドクターが何やらメモってましたが、それがそのまま処方箋に。最後にごく簡単に、今の私の状況と、それを緩和するために何の薬が必要かを、そのメモを見せながら解説してくれました。

診察代200ペソ(約500円)、薬代1050ペソ(約2500円)。保険とかまったくなしで、向こう十日分がこの値段。安く感じますが、現地の感覚からすると痛い出費ですね。ウチの大工さんの三日分の稼ぎでも追っ付かない。

とにかく、帰宅して飲んでみたら…抗生物質って場合によってはこんなに効くんですね。咳はまだ続くものの、あの重たい頭痛が数時間できれいに消えてしまいました。家内には、だからもっと早くお医者さんに行っとけばこんなにひどくならなかったのに、と怒られてしまいました。まったく返す言葉なしです。


一夜明けて、中四日ぶりに現場に出ました。玄関付近に現場監督の父がこだわっていた、アーチ形状ができてます。窓の庇も。外見的に大きいのは、何と言っても屋根の鉄骨が八分通り完成。そして二階の壁積みもかなり進みました。





今日は風邪でへばる前に発注しておいた、スチールの屋根瓦の支払いを、業者さんの事務所まで行って済ませました。久しぶりの運転。つい左ハンドル初めての時のように、ワイパーとウインカーを逆操作。

これで、週明けには瓦も届き、段々と仕上げ段階に入っていきます。
まだ咳は出るし、鼻詰まっててにおいがよく分かりませんが、抗生物質で早く風邪、完全に治したい。しかし、そろそろ二週間。長引いたなぁ。


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