2015年7月14日火曜日
フィリピンの熱中症
7月も半ばにさしかかり、日本から流れて来るのは「熱帯夜」「猛暑日」「熱中症」の記事。文字面を見るだけで不快指数がドッと上がりそう。特にここ数日は、熱中症で病院に搬送されたとか、お年寄りが死亡したというニュースが目に付きます。
熱中症、フィリピンでは英語で「ヒートストローク」と言います。現地の言葉でも調べればあるんでしょうけど、家内は知りませんでした。
フィリピンでは誰も熱中症にかからない、と断言した人のブログを読んだことがありますが、決してそんなことはないようです。フィリピンでの真夏に当たる4〜5月には、日本ほど頻繁ではないけれど、やはり35度超え、時に40度という日が。家内によるとその時期は、ニュースでも時々ヒートストロークによる死亡事例が報じられ、特に屋外労働に従事する人が危ない。
ここネグロスでも報道されないだけで、サトウキビで働く人にも被害が出てるのではないかと容易に想像できます。何しろ日陰になるものがまったくない広大な畑で、朝から晩までの重労働。いくら慣れてると言っても、体調が悪かったり栄養が足りなかったりしたら、倒れても不思議ではありません。
息子の従兄姉を見てると、時々危ないなぁと思うこともあります。お兄ちゃんのアンドレはブラスバンドに所属していて、毎年夏休みの一番暑い時期にコンテストを開催。当日だけでなく何週間も前から土日は朝から夕方まで、屋外で練習してます。
妹のジャスミンはお父さん(私の義弟)と一緒にサッカー。子供のチームで試合もするそうで、こちらも夏休みが主な活動時期。
しかし、不思議と身近なところでは、熱中症で具合が悪くなったという話は聞きません。やっぱり年中、涼しい時期でも最高気温が30度前後になる土地に生まれ育ったせいか、炎天下では無理しないことが、徹底されているんでしょうか?
一般の生活では、真夏の午後など外を歩いている人がほとんどいなくなります。市場などが混むのは、朝か夕方。暑い時は冷房の効いたショッピングモールに逃げ出すか、玄関先の木陰に置いた縁台で昼寝してるか...。こういうライフスタイルだと、やっぱり熱中症の患者数は日本よりだいぶ少ない感じです。
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