2015年7月27日月曜日

それでも英語は聴き取れない


先週の投稿で英語の勉強法(のようなこと)について書きました。あれを読むと、さぞかし私はペラペラに英語を喋ってるみたいに感じるかもしれません。でも本当のところ、面と向かって喋れば何とかコミュニケーションが取れる、ぐらいのレベル。家内のようにフィリピンで生まれ育って、テレビのドラマは半分が英語、ハリウッドの映画も字幕も吹き替えもなしで観るのが当たり前、書籍に至っては大半が英語...みたいな環境にいるのとは、鍛え方が全然違います。

せめて中学か高校で英会話をやってれば、もう少し聴き取りがマシになってたかも知れません。本気で取り組み始めたのが23歳ぐらいだったので、ちょっと遅すぎました。映画も音楽も、英語のものはそのまま楽しめる家内を見ていると羨ましくて仕方ない。

今では10歳の息子にまで少々バカにされるほど。昨日の投稿でスタートレックを一緒に観ていると紹介しましたが、笑うタイミングは完全に字幕ではなく聴いて理解している。読書も「ハリー・ポッター」を原書で読み込んでいます。

最近、アメリカ人の友達ができて久しぶりにまとまった量の英語を話しました。まだ二十歳のマット君。アメリカ人にしては分かりやすい英語を喋ってくれると思ったら、やっぱり海外経験が豊富で、自身もドイツ系の父とラテン系の母を両親に持ち、スペイン語ができる。英語を母語にしない人と話し慣れているんですね。

フィリピン人もそうですが、いくら語彙が豊かで流暢でも英語が第二、第三言語の人の英語はとても分かりやすい。だからこそ私のナンチャッテ英語でも、東南アジアである程度は仕事ができたと言えるかも知れません。

ロンドンやニューヨークに初めていった時など、本当に英語なのか?というぐらい周囲の会話が聴き取れず、かなり落ち込んだものです。

そこで、前よりはもう少し真面目なアドバイス。大人になってから英語を何とかしたいと思う人は、イギリスやアメリカ、オーストラリアといった英語が母語で、英語しかできない人ではなく、英語「も」喋れて日本語ができない人と友達になることをお勧めします。


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