2019年4月15日月曜日

やまかしい現場


今日は自分が施主をやっている方ではなく、2月から新築作業が始まった、反対側の隣家について。

工事現場がやかましいのは、どこの国でも当たり前。コンクリートをミキサーで混ぜたり、グラインダーで鉄筋を切ったり。いくら神経質な私でも、そんなことに目くじら立てたりはしません。勘に触るのは、大音量で流されるラジオ。

フィリピンの人たち、特に貧困層生まれの場合、音に対する感覚が大らかと言うか、相当なボリュームで音楽を流していても、まったく気にならない人が多い。おそらく、子供の頃から隣近所でカラオケやってたり、野外ディスコで騒ぐことに慣れてるからでしょうね。

仕事中にBGMが必須なのは、私も同様ながら、大声出さないと会話もままならないようなレベルとなると、もはや音楽ではなく騒音。前述の機械的なノイズは聞き流せても、歌声やDJの語りを、音量を振り切ったひどい音質で聴かされては、堪ったものではありません。

そもそも人間の耳って、人の声には敏感に出来ているみたいですね。

また、隣人が雇った大工さんは「ステイ・イン」。住み込みメイドさんをステイ・インと呼ぶように、現場の敷地内にトタンと角材で建てたバラックに、大工さんが住み込むスタイル。工事時間中だけでなく、深夜や早朝までラジオ三昧。

さすがにこれでは、摩擦を起こしたくない私でも、文句を言わざるを得ない。

最初は「音量を小さくしてください」と下手に出てました。その時には対応してくれても、しばらくすると、あるいは翌日には元の木阿弥。こっちの口調もキツくなってくる。

そうなると家内から、まるで私の方に落ち度があるように、喧嘩になるから宅地の警備員に言ってと、レフェリーストップ。なんか以前にも同じようなことがありましたね。(深夜の轟音、隣の鶏舎)ついには、宅地の管理事務所にクレームを入れるまでに。

それから1週間ほどは平和だったけれど、また数日前からラジオの音。困ったことに、家内もメイドのライラも、私とは騒音への耐性がまったく異なっているようで、私がなぜ腹を立てるのか理解不能。孤立無援なつらい状況となっております。今朝も6時頃に、とうとう「ラジオを止めろ!」と直言。

建て込んだ住宅地のど真ん中なら仕方ないですが、それが分かっていて、閑静さが売り物の、シライ市内で一番の宅地で、さらに一番高額な物件を購入した経緯があります。つまり静けさを買ったようなもの。

隣の工事が終わるまで、おそらくまだ3〜4ヶ月はかかるでしょう。しばらく、不毛で不快な闘いが続きそうです。


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