着工と言っても、いきなりトンカチが始まるわけではありません。まずは、ほとんどジャングルに戻っていた状態を、更地にするところから。何しろ熱帯のネグロス島。意図的に植えたバナナやハイビスカスだけはなく、どこからか種が飛んできて、いろんな樹木が自生しております。
一度はきれいに芝生を敷き詰めた箇所も、すっかり草ボウボウ。伐採作業には、下手すると丸1日はかかるんじゃないかと危惧しておりました。ところが、さすがに手慣れたもので、1日どころか2時間もしないうちに伐採完了。こうして見ると、300平米って広いですね。
だいたいの見通しがついた時点で、地縄張り(建物のレイアウト決め)のための、角材50本とナイロン製の糸みたいなのを買い付けに、大工さん1名を伴って、シライ市内の建材屋さんへ。7年前、すべてが初体験だった母屋の時に比べると、まったくの余裕。大工さんはよく知ってる人だし、ボラれる心配もない。
市内最大手の総合建材店「ゴチャンコ」
廃材置き場みたいな材木屋さん
ただし、注文した材料が時間通りに届かないのは、この7年間でまったく変わってないですね。昼過ぎの2時と言ってたのが、搬入は結局2時間遅れの夕方4時。大工さんも「当たり前」という顔で、悠然としております。初日は、そんな感じで日が暮れました。予想外の展開になったのは夜半過ぎ。
通常ネグロスでは、4月〜5月は乾季。特に今年はエルニーニョの影響で、フィリピン全土で水不足。なので建築工事は、この時期に集中することもあります。それが、深夜になって、まさかの土砂降り。う〜ん、家を建ててなければ、久しぶりのお湿りを歓迎するところなんですが、選りに選ってこのタイミングか?
蒸し暑さもあって、寝付きの悪い一夜が明けました。朝になってもまだ小雨ながら、作業には差し障りのない程度。今日から参加の、4人目の大工さんは、きっちり雨を理由に30分ほど遅れてきました。もちろんその程度は想定内のフィリピン。怒ったりはしません。
さて、地縄張りが本格的に進み、何とか切らずに残せるかと思っていた、裏庭で一番大きな木。やっぱり屋根に当たってしまうことが判明して、止む無くリトに伐採を指示。宅地を購入した頃にはすでにあったので、もう樹齢20年は超えていると推定。2013年のスーパー台風ヨランダの風雨にも、生き残ったんですけどね。
ということで、本日までの出費は以下の通り。
申請図面作成料:12,000ペソ
宅地への建築許可手数料:5,000ペソ
1×2角材50本:4,000ペソ
その他、建材:380ペソ
計 21,380ペソ
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