2017年10月25日水曜日

ペットとの距離感

突如として犬と猫を飼い始めてから、外を歩いていても他家の動物たちが気になって仕方がありません。私が見たことがある民家は、フィリピンでも、ほとんどここネグロスばかり。その限られた経験で言うと、日本よりも家畜との距離がずいぶんと近い。

一番ポピュラーな犬の場合、飼い犬でも家の前で放し飼い状態が多く、番犬用のでっかいジャーマンシェパードとかでもない限り、鎖で繋がれたりしているのは、あまり見ません。野良犬もたくさんなので、もうどれが飼い犬でどれが野良なのか、判別不可能のカオス状態。また優しい飼い主さんが博愛精神全開で、集まる犬全部に餌を上げたり。

家の敷地内だと、よく見るのがガレージで飼われているケース。こちらで一戸建て住宅は、ガレージ付きが当たり前。日本のように自宅から離れた場所に、駐車場を借りるなんて、少なくともシライ市内ではないんじゃないか? もし夜間、自動車をそんな置き方をすれば、車上荒らしはもちろん、車そのものを盗まれるのは確実。

ガレージと言っても、完全に居住空間と分離しているわけではなく、大抵その脇にベンチや小さなテーブルを置いて、夕涼みしたり、ちょっとした来客時に話し込んだり。そうなると、飼い主かお客さんかに関係なく、犬がじゃれついてきます。

実は我が家も、しばらく前まではそんな状態。家のリノベーションで打ち合わせしてる最中など、見知らぬ人に大興奮した飼い犬のゴマ。大工さんの足を舐めまくって、話にならず、仕方なくケージに放り込みました。すると今度は、話し声が聴き取れないほどのキャン鳴き。


私も家内も、犬猫に鶏まで飼っているぐらいなので、動物嫌いではないけれど、家の中には入れたくない。ソファやベッドに上げて、ペットを抱きしめたりする感覚は、ちょっと理解できないタイプ。もちろん、そういう接し方が好きな人を批判はしません。人それぞれ。

なので、ゴマも一番手のかかる時期は過ぎたようだし、そろそろもう少し距離を取ろうかと考えていた矢先。それまで糞は裏庭の土の上にしていたのが、長雨で庭に出られず、ガレージのタイルの上に粗相。それをゴマが見ている前で、水洗いしたのがいけなかったらしい。タイルの上に糞をすれば、飼い主に構ってもらえると、間違った学習をしてしまいました。

それ以来、雨じゃなくてもガレージ内に糞尿垂れ流し。さらに手に負えないことに、一箇所ではなくバラ撒き状態。急遽、ガレージと裏庭をつなぐ通路に、角材と竹で扉を作ってもらいました。自動車2台が駐車できる、広いプレイグランドから締め出されたゴマ。少々可哀想ですが、致し方なし。



そんなわけで、我が家では人とペットの距離感は、適度に保たれています...と格好よく締めくくるはずが、何と数日前から、猫を家の中で飼う羽目に陥ってしまいました。長くなりそうなので、猫編は次回に投稿します。


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