2017年12月20日水曜日
ひよこは犬の餌食
我が家には、毎日餌を与えている生き物が三種類。鶏7羽に犬と猫が1頭づついます。
鶏は、自宅ができた時に貰ってきた3羽のうち、雌鶏1羽はいつの間にか、いなくなり(多分逃亡)、雄鶏1羽は鶏肉になって食卓へ。結局残った1羽の雌鶏「ポチョラ」(家内の命名)が、隣の闘鶏場に逆夜這いをかけて、身ごもった有精卵から生まれたひよこが6羽育って、現在に至っています。
鶏が逃げたり、隣にデートに行ったりと、穴だらけのフェンスかと思われるかも知れません。実はネグロスの地鶏は、相当な距離と高さを飛べるんですよ。2メートルのフェンスなんて余裕で飛び越えるし、夜間は裏庭の木の枝、地上から約4メートルぐらいの場所に止まって休んでます。(ちなみに、値段の高い隣の闘鶏たちは、片足をつながれて、逃げられないように飼育)
さて、このポチョラ一家、犬猫との関係はあまり良好とは言えません。特に犬。生まれたての仔犬から育てて半年。まだ成犬とはではいかないけれど、ずいぶん大きくなった飼い犬の「ゴマ」。放っておくとひよこを追いかけ回すので、フェンスの外に隔離しました。
気になったので「犬」「ひよこ」でググってみたら、普通の犬は鶏を襲ったりすることはない、とありました。どうやらウチのゴマは普通ではないらしい。実は数ヶ月前に、フェンスの隙間から侵入したひよこを捕まえて、頭からバリバリ食べてしまった前科があります。
家内に知らされて私が庭に出た時には、小さなひよこは羽一枚残さず消滅した後。一度味を占めて、食べられると分かってからは、ゴマの視界に鶏が入ると、やかましく吠えるようになってしまった。ただ鶏側も警戒するようになって、ゴマのテリトリーには絶対に入らない。
ところが先日、兄弟を食われたことを忘れてしまったのか、またもやポチョラの子供がフェンスの内側に侵入。なまじ飛べるようになったのが災いしました。いつになくゴマが激しく吠えて興奮してると思ったら、ほぼ成鳥になった1羽が餌食に。
今度は獲物としてはかなり大きく、ガリガリと骨を噛み砕く音を立てながら「凄惨」と形容すべきような光景が。なんだか先祖返りして、まだ野生動物だった頃の血がたぎっているような感じ。
こうなってしまっては、ゴマを叱りつけても無駄。結局その日、ゴマには餌をやらず、鶏の死骸を放置。気が済むまで食べさせました。生存競争の厳しさを垣間見た気分。どもうフィリピンの家畜は、日本のものより、本能を色濃く残しているようです。
ラベル:
飼い犬
場所:
フィリピン シライ市
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