2017年12月11日月曜日

私的フィリピン美女図鑑 プールサイド・フィリピーナ

2013年の12月30日、私の敬愛するシンガーソングライターにして、音楽プロデューサーである大瀧詠一さんが亡くなりました。私たち家族がフィリピンに移住して、半年余りの頃のことです。

今50代前後の世代の人なら、大瀧詠一さんの名作、1981年発表の「A LONG VACATION」を知らない人はいないでしょう。「君は天然色」「恋するカレン」「さらばシベリア鉄道」など、ごく最近になってもテレビCMに繰り返し使われ、文字通り時代を超えた楽曲の数々。私が美術系大学に入学する直前のリリースでした。

私の青春時代のBGMとでもいうべき、このアルバム。どの曲も、当時の友人やガールフレンド、学園祭や卒業制作の風景などを思い出させてくれます。アルバイトして買ったウォークマンで、カセットテープが擦り切れるまで聴きました。そして36年経った今でも、スマホのプレイリストには、ちゃんと入ってます。

音楽だけでなく、永井博さんが描いたレコードジャケットのイラストにも、ずいぶん影響を受けました。永井さんにとってもこのアルバムは、あの独特の爽やかでクリアな世界観を世に知らしめた代表作。やっぱり「典型」の創出はすごいこと。大瀧サウンドと同様、今でもその存在感は圧倒的。

ということで今日のフィリピン美女図鑑は、大瀧詠一さんの4回目の命日を半月後に控え、アーティストお二人に敬意を込めて描きました。

美女図鑑では珍しく、背景のイメージを先に決めての描画。いつも女性を先に描き上げて、どんなバックにするか頭を悩ませてるのが、今回は、近景は南国のプールサイドで、遠景は青い海と空は、完全固定。それに似合うビキニのフィリピーナのイメージを探すのに、時間を費やしました。


プロポーション抜群で、褐色の肌。ロングの黒髪に真っ白な水着。そして、出来上がってから気がつくと、まるでアグネス・ラムさんみたい。「A LONG VACATION」の頃に活躍されてたモデルさんです。真上からの直射日光を浴びる女性を描いたのも初めて。これは思ったよりも難物でした。

折しも日本では、12月にしてはかなり厳しい寒波が到来しているんだとか。ネグロスは雨季も一段落したようで、ここ数週間は、安定した晴天の連日の夏日。南国の日差しを少しでもお裾分けできればとの願いを込めて、このブログをお届けします。




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