2017年12月22日金曜日
爽やか、ネグロス在住日本女子
少し前に、フィリピン人男性と恋愛中の日本人女性について投稿。だからというわけでもないのでしょうけど、立て続けにネグロス関係の日本人女性お二人と友達に。最初はカフェでお話しして、日を改めて我が家にお招き。それぞれのパートナー同伴の、ちょっとしたパーティになりました。
二人とも二十代で、一人はネグロス暮らし。もう一人は日本でバイトして渡航費を稼ぎながら、年に数回のネグロス通い。なぜフィリピンの中でも、決して観光地として有名でもないネグロス島?と思われる読者諸氏もおられるでしょう。
最近ではかなり知られているように、ネグロスは安く英語が学べる英語留学のメッカ。最初は韓国系の企業が目をつけて、現地の英語教師を雇って宿泊セットの英語学校を続々と開設。その後、多くの日本人も英語の勉強でネグロスへ。今では西ネグロスの州都バコロドのショッピングモールや飲食店に行くと、かなり頻繁に英語留学の学生と思われる、日韓の若者を見かけるようになりました。
恋愛が目的ではなくても、言葉を学びに若い人が来れば、地元の人と交流するし、ロマンスの花が咲くこともあるでしょう。新たな日本の友人は、そんな流れでネグロスと縁ができた人たち。
同じように、フィリピン人と恋に落ちたケースでも、中年以上の日本人男性の場合、暗い過去を背負っていたり、変に悲壮感のある人が散見されます。日本にいる妻子を捨ててきたとか、フィリピンの家族を養うために苦労をしているとかいう話。かく言う私も、きっちり離婚歴のあるバツイチ日本人。
そこへ行くと、若い人たちは、初恋とまでは言わないけれど、話していて疲れるような、重たい男女の話題になることはありません。また、相手を経済的に面倒をみる義務感もない。真剣に付き合いながら、思い詰めず、対等の関係を築いている。
女性であっても、相手の稼ぎを当てにせず、自分の生活は自分で維持するのが当然という態度。私からすると、実に軽やかで爽やかに見えます。まぁこれは、現代の若い日本人ならば普通の感覚なのかも知れませんね。
そもそも日本から飛び出すこと自体、それほどの重大事でもない。マニラ・セブと違い、直行便のないネグロスでも、朝のフライトで日本を立てば、暗くなる前に空港に着けるし、時期をずらせば、国内旅行と変わらない費用で済ますことも可能。悲壮感を持てという方が不自然。
もちろん、彼女らがお気楽で、何の悩みもないはずがありません。将来への不安もあるだろうし、親との確執があったりもするでしょう。でもそれは、フィリピンとの関わりは無関係の、20代の若者の多くが抱えているもの。
私には、「自分を大切にしろ」とか「もっと慎重に行動しろ」なんて、オッさん臭い説教を垂れる気は皆無。年齢的には父親と言ってもいい世代ですが、私自身が母親の大反対を押し切ってフィリピン人の妻と一緒になり、同僚や上司の否定的な意見を尻目に、早期退職、フィリピン移住を決断しました。偉そうに説教できる身分ではありません。やらなかった後悔よりも、やった後悔の方が何十倍、何百倍もマシ。
とは言え、似たような道を歩んできた者としては、しなくていい苦労や失敗は、避けられるようにアドバイスしたいというのも本音。もっと言えば、若い人と話しているのは単純に楽しい。日本語を喋れる嬉しさもあります。
そういうことで、今後ネグロスに来る若い世代の日本人に期待しつつ、この新しい交友関係を大切にしたいと思っています。
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私の場合は業務命令でバコロドに赴任しました。
返信削除簡単に申し上げれば、来たくて来た訳ではないということです。
ですが、「住めば都」とはよく言ったもので、食べ物や衣類は安いし、ゴルフもプレイフィーが激安で、気温も真夏の東京を超えることはありません。
野菜が少ないのは今も困ることですが、あとはおおむね満足です。
最近、アパートの大家に「あなたはこのアパートに住んで3年は経ったかしら?」と言われてしまいました。
私もバコロドに馴染み始めたかと思っていたところに、会社から辞令という名のクリスマスプレゼントが届き、任期が延長されて計5年になりました。(任期はあと3年10カ月となりました。)
で、3年10カ月後は日本へ帰ることができるか、と言えばそうではなく、次の赴任地はバンコクにほぼ決まっているようです。(私はここ4年ほど香港支店への異動の申請を繰り返してしているのですが。)
「5年に延びたのなら、3年で完了させる予定のことをのんびりやってやろう。」と、ズルいことを考えてもいます。
いやー、やりたい仕事って回って来ませんね。
でも、やりたくない仕事しか来ませんけど、運はそこにしかありませんね。
これで、毎週末にゴルフへ行けそうです。
ご愛読&コメント、ありがとうございます。
削除向き不向きもありましょうけど、ネグロスは本当に住みやすい所だと思いますよ。まぁ、お仕事となると相当たいへんで、ストレスが溜まることもあるとは思いますが、それでも日本に比べれば、日々の理不尽な精神的重圧がないだけ、すいぶんマシではないかと。
せっかくのネグロスライフ。人生は会社のためのものではないので、ゆっくり楽しまれるのがいいと思います。もし機会があれば、一度お会いしたいですね。