2017年12月21日木曜日

私的フィリピン美女図鑑 トライシクル・ガール

10日ぶりの美女図鑑です。
このシリーズはとても楽しく描いていて、アイデアはいくらでも湧いてくる。しかし、如何せん、毎回どんどん凝ってしまって、なかなか週1枚のペースにはなりません。

今日のお題はトライシクル。"Tricycle" を英和辞典でしらべたら、第一義は三輪車と出てきます。もちろん子供用の小さなものではなく、フィリピンではもっとも身近な移動手段である、バイクの右側にサイドカーを付けた三輪タクシーのこと。

ここネグロス島のシライでも、トライシクルは大活躍。自治体毎の登録制で、どれにも市長名で発行された登録番号が車体に大書され、お客さんから見える位置に、証明書のステッカーが貼付。また、隣町であっても、登録地域以外の営業走行が禁止されていて、警察に見つかれば罰金。このルールは、かなり厳しく守られているようです。

シライ市内の場合、一人分の料金は、住宅地から市の中心部に向かうと8ペソ(約18円)。逆だと10ペソ(約23円)。その他、大荷物だったり、距離が長いと5ペソ〜10ペソの追加。追加料金に関しては明確な決まりはなく、ドライバーの言い値、もしくは客の気分次第。まぁ、チップみたいなものでしょうか。

朝の7時頃にもなると、教科書満載の大きな鞄と一緒に、4〜5人の子供や、洗い髪も乾かない通勤女性を乗せたトライシクルが、道から溢れそうに走っています。

思うに、フィリピンで肥満が多いのは、このトライシクルのせいだと言っても過言ではない。歩いて10分の距離で、別に荷物がなくても、トライシクルを使う人が多い。特に暑い日は、見えているぐらいの場所でも歩かない。私がたまに日中散歩していると、変人扱いされるほど。

そして、ドライバーはなぜか判で押したように男ばかり。タクシーだとたまに女性もいるのですが、このトライシクルとジプニー(ジープを改造した乗り合いバス)は、フィリピンに関わり始めて20年以上なのに、ただの一度も女性が運転しているのを、見たことがありません。稼ぎは安いし、女性ならばもっと割のいい仕事があるから、敢えてこんな仕事をしなくてもいいということなんでしょうか?

そこで、私の妄想です。
料金は10倍増しでもいいので、美女が運転するかっこいいトライシクル、きっと大人気になるだろうなぁ。ビキニのお姉さんが、真っ赤な車体のバイクで自宅に迎えに来てくれるのなら、専属で雇いたくなります。まぁ実際は、女性ドライバーがいたとしても、排気ガスやら日焼けやらで、肌の露出は最小限になってしまうんでしょうけどね。


ということで、すごく久しぶりにメカニックを描き込んでみました。私が愛用しているパソコン用描画アプリ、アドビー・イラストレーターは、元来、こういったテクニカル・イラストレーションを描くのに向いています。でも、ある程度の迫力を出すには、相当な細密描写になるので、やっぱり時間はかかってしまった。

人物とバイクのバランスや、パース合わせに苦労して、実はまだ気になる箇所を残したまま。でも、こだわると永遠に公開できそうにないので、見切り発車の美女図鑑となりました。

それにしても、バイクに超グラマーな女性の組み合わせは、私の世代だと「峰不二子」を連想してしまいます。お子様向けになったしまった第二シリーズ以降ではなく、1971年放送で、二階堂有希子さんが声を演じた最初の不二子ちゃん。当時、小学生だった私には、強烈に刺激的でした。




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