コロナ禍で、気忙しい日々を送っているせいか、今年は自分の誕生日が巡ってくるのが、いつになく早かった気がします。昨日の10月3日で、私は58歳。50とか60の節目でもないし、お客さんに来てもらえる状況でもない。例によって、家族だけでこじんまりとお祝いをしてもらいました。
来客がなければ、自分で食事の用意をする気にもならず、昨日は、まるっきり家内にお任せ。近所の惣菜屋さんで、パンシット・マラボック(パンシット・マラボンとも呼ぶ)と、鶏の丸焼き、レッチョン・マノック、そしてケーキを買ってきてもらいました。
フィリピン在住か、フィリピンに足繁く通っている人にはお馴染みの、パンシット・マラボック。ライスヌードルに少し酸味とトロみのあるソースを加えた、フィリピンでも最もポピュラーな料理の一つ。場所によってはスパイシーな味付けもあるそうです。
そして、ケーキ。実は昨年まで、アンコ・ケーキ(餡子ではなく、中国系のAnn Coさんのお店)という、数年前にシライ市内にオープンしたカフェで買ってました。日本で店を出しても、普通に美味しいと思えるような、甘さを抑えた味が魅力。フィリピンの安いケーキって、色はどぎつく、ベタベタに甘いのが多いんですよ。
2ヶ月前の息子の誕生日のこと。息子の好きなチョコレートケーキを買おうと、いつものようにアンコさんに行きました。そこでちょっと考えたのは、家族3人以外に誰も来ないし、丸ごと1個は持て余しそう。なので、切り売りして半分になったもの選びました。
さて、この半分というのが失敗の元。持ち帰り用の箱が、丸ごとか小さく切って2〜3ピース入れるものしか用意されていない。どうするのかと見ていたら、ウェートレスのお姉さん、小さい方の箱に、無理やり半分のケーキを詰め込もうとしている。
せっかくのクリームのデコレーションは崩れるし、ふたが閉まらない。これを売りもんにするか? 値段も決して安くなく、半分でも1,000円以上はします。さすがにこれはひどいので、支払い前に「ノーサンキュー」と店を出ました。
仕方がないので、アンコの筋向かいにあるショッピングモールの「ガイサノ」1階のフードコート脇にある、ゴールディロックス(Goldilocks )というケーキ屋さんで買うことに。
このゴールディロックスは、かなり名前の通ったケーキのチェーン店。ただし高級志向ではなく、至って庶民的な品揃え。安かろう悪かろうで、安っぽく甘ったるいケーキばかりかと、今まで敬遠しておりました。
結果を言うと、全然そんなことはなかった。しかも、事前に頼んでたわけでもないのに、ちゃんと息子の名前を入れてくれるし、サイズも手頃。アンコで買おうとしてた半分のケーキより、さらに安い。ということで、昨日のケーキは、このゴールディロックスご指名で、家内に頼んだ次第。
さて、私が50歳の時に引っ越してきたので、これでネグロス島で迎える誕生日は8回目。いよいよ還暦が迫ってまいりました。今年はいずれにしてもパーティは無理でしたが、2年後には赤いジャケットでも用意して、久しぶりに派手なパーティをしようかと目論んでおります。
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