今回の自宅新築工事、着工は先月10月22日で、市役所への図面の提出は、それに先立って8月に済ませていました。その許可が工事が始まって1ヶ月半ほど経過した今週ようやく出ました。厳密に言うとその間、無許可で工事は進んでいたわけです。もういちいち「これが日本だったら」というのも野暮ですが、日本だったらエラいことになってるんでしょうね。
現場監督の父は一時期海外でも仕事してましたが、ほとんどは日本国内で、50年以上のキャリアがあります。日本のやり方が骨の髄まで染み込んでいるので、申請図面とか役所の認可とかに極めて敏感。とても厳しいなチェックが当然という感覚なので、話には聞いていても、最初はフィリピンスタイルの「ゆるさ」に戸惑ったようです。
だいたい、申請図面を描いてもらったのが親戚のツテで紹介してもらった、市役所の技術者。これはどうなんでしょうね〜。認可するところで提出書類作ってるので、そりゃ確実でしょうけど。あんまり深く追求すると、多分いろいろマズいとは思いますが、少なくとも誰も悪い事とは思っていないようです。まぁ、いいか。
とにかく、市役所の関係者から「これで大丈夫。」と言われたので、これまたツテで集めた大工さんに仕事を始めてもらいました。いろいろありましたが、一応順調に工事は進んで、明日には二回目のコンクリート打ちで、基礎〜一階の柱と梁がほぼ完成というところまで来ました。そういう時期に市役所から「工事認可」の証明書というような、施主名(家内です)や工事場所、認可した担当者の名前を記した看板みたいなのが届いたわけです。これって、まだ認可が下りてなかったということですね。
フィリピンでは規則も予定もゆるゆるで、そこに日本流の厳密さを求めると、物事が進まなくなるということを、しっかり学習させていただきました。
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