2014年3月1日土曜日

人生最後の金遣い

以前、見積もり金額に対して出費の進捗がとても遅いという話を書きました。工期の残り約2ヶ月を切った今でも、ようやく半額を少し越えた程度なので、まだ余裕ですが、さすがにペースが上がってます。

セメントや土砂、コンクリートブロックに鉄筋など、安価な購入品だった前半と比べると、屋根瓦やフェンス用の角パイプ、内装用のタイル、洗面台やキッチン等々、一回の支払いが数万〜十万ペソの高額なものが増えました。

残っているのは、天井材のボード、内装用の材木(ニュージーランドやカナダからの輸入品)、扉、電気関連部品、そして塗料。どれも高くつきそう。まだオーダーメードの窓の支払いも残ってますね。
今日も一万ペソで、水タンクを購入しました。



資金に余裕はあると言っても、月三万ペソもあれば十分生活できる環境なので、現地の感覚からすると恐ろしいスピード。こんな金遣いは、もう私の人生でこれが最後になると思います。

しかし考えてみると、日本で家を建てる場合、土地購入にしても建築業者への支払いにしても、まとめていくらなので、最後まで総額が分からないということはないでしょう。ここでは、何を買うにしても二社、三社を相見積もり取って、建材一つ一つ考えながらの購入。自然と見る目も真剣になります。

たいへんではありますが、努力すれば安くできるので、達成感はあります。そしてこれ以上はないというほど何に使ったがはっきりしているので、高いなりに納得もできる。自分で作業をいているわけではないのですが、本当に家を建てている実感を、日々感じています。


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