2014年3月2日日曜日

何から何まで

一昨日は水タンクとバスタブ買いました。今日は扉と内装用の木材、そしてガラスブロックです。扉と言ってもそれだけではなく、ヒンジにドアノブ、周囲の枠の材料まで探しました。ほんとに何から何まで、施主が自分で買わないといけないのが、フィリピン流の経済的施工術。



何でも売ってるんですね、建材店。「ハードウェア」とか「ホームデポ」とか呼ばれてます。日本ではコーナンなどのホームセンターに相当しますが、品揃えが上に広いのがフィリピンのお店。システムキッチンとか洗面台や便器まであるし、店によってはかなりの高級家具も置いてます。






内装材では圧倒的にすごいのが、先日大量に購入したタイル。暑さしか気にしなくていいので、床材ではもっとポピュラーな素材。フィリピンの家はセメントとコンクリートブロックの塊に、タイルとペンキでお化粧したものと言ってもいいぐらい。



反対に意外と少ないのが木材。実はフィリピンの森林は第二次大戦以降、日本を含む海外への大量の木材輸出や焼畑などの影響で、壊滅的に減少してしまったそうです。私が住むネグロス島は、飛行機から見ると全島サトウキビ畑に覆われていて、かつてこれが森林だったのか?と想像すると、かなり辛い気持ちになります。

建材店でも、木材は並んでますが、ニュージーランドなどからの輸入材が多い。フィリピン産のものは安いけれど質が悪く、虫食いが心配で、足場などの補助材にしか怖くて使えません。今住んでいる借家の棚などは、多分その安いもので作られてるようですが、築数年のはずなのに、シロアリの害でたいへんな状態になっています。



こんな具合に、自分の家に使うためなので、見る目も厳しく、それぞれの素材にずいぶん詳しくなってきました。何をどのタイミングで買うか、どこで買うのが安いかなどの経験値がどんどん蓄積。特に家内は、コマメにメモを取って、家計簿さながら大工さんへの毎週の支払い計算までしています。

これは、仕事にできないかなぁ。ここまで緻密にやれば、地元の業者に丸投げして、多額のマージンを取られること考えると、相当施主の支払いを軽減できるはず。施工コーディネーターみたいなことすれば、有り難がられそうです。
しかし、ヘタなやり方すると、昔からの施工元締め業者に袋叩きにされるかも知れませんね。

家内に冗談半分で話してみたら、こんなしんどいことは一回で十分!と言われてしまいました。


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