2014年3月20日木曜日

突然マニラ

昨日までマニラに行っておりました。まだ3週間滞在予定だった父が、急遽帰国することになり、その見送り。残念ながら途中降板、その経緯はまた改めて書くことにします。

さて、約半年ぶりのマニラ。同じフィリピンでも今住んでいるネグロスのド田舎とは、別の国かと思うほど繁華で人と車が多い。それは昔からそうなんですが、変わったのはやたら新しいビルが建って、キレイなショッピングモールが増えたこと。

その中でも極めつけの「モール・オブ・アジア」に行ってきました。マニラ湾を望む、埋め立て地に、数年前にできたそうで、規模から言うと東京ディズビーランドぐらいありそうです。フィリピン最大の大手量販店「シューマート」(こちらでは略してSMと呼びます)がメインで、これを見ると、なるほどフィリピンの景気がいいのは本当だと実感。






スターバックス、マクドナルド、アップルストアー、無印良品、居酒屋の和民などなど日本でもお馴染みのブランドの店が並んでいます。もちろんフィリピン国内では定番のジョリビー、チョーキン(超群=中華料理のファーストフード)。牛丼の吉野家も近日オープン。シネコンもあればアイススケートのリンクまで。ざっと見て回るだけでも半日では足りませんでした。

せっかく日本食レストランがいっぱいあるということで、カツ丼にざるそば、ラーメンと食べ歩き状態に。しかし高いな〜。ラーメン一杯日本円で800円。チャーシュー入りの醤油味で、美味しいことは美味しいのですが、同じ値段で、親子3人で普通に食事できる金額。

ここだけ見ると、フィリピンもいよいよ先進国の仲間入りか?と錯覚を起こしそうですが、そこから徒歩で15ほどの場所には、昔ながらの路上生活者の群れ。路上に立ちこめるあの独特の臭気も、私が初めてフィリピンに来た20年前とまったく変わってません。



飲料水を買うために入ったコンビニから一歩出ると、3歳ぐらいの子供たちが小銭を求めて集まってきました。この貧富の差は、あと何十年経っても変わらないのかと、少し暗澹たる気分に。以前両親を連れて初めてマニラに来た時、母が「終戦直後の梅田のガード下みたいやな」と言ったのを思い出しました。


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