2014年3月21日金曜日

フォアマンのいない現場

体調の問題でフォアマン(現場監督)の父が、自宅新築現場から去って三日経ちました。今すぐ入院とか手術とかの差し迫った状況ではなかったのですが、ここ数日どうも本人が不安なようで、もともと持病もあり、何より77歳という年齢。さすがに無理はさせられずに急遽の帰国。無事帰宅したようで、取合えず一安心です。ここまでよく頑張ってくれました。父ちゃん、ありがとう。



もともとビザの関係で、渡航半年目の来月の初めには帰る予定だったので、大工さんたちにはだいたい引き継ぎも終わってました。また、あと一ヶ月で完成という所まで来ていて、残りはほとんど仕上作業。素人の私と家内でも、目に見える仕事ばかりなのと、これまでの経験値があるので、まぁ何とかなるでしょう。

ちょっと驚いたのは、父が帰国すると大工さんたちに伝えた時。リーダーでアシスタント・フォアマンみたいなポジションのリトさんが、それを聞いたとたん大粒の涙をぼろぼろこぼして泣き始めました。思い起こすと5ヶ月間、いろいろありましたからね。


今日は父の帰国後、初めての材料買い付け。何度となく購入しているセメントと砂。そして今回これが最初となる塗料を買いました。コンクリートの壁にペンキを塗る場合、まず強いアルカリを抑えるための中和剤で表面を洗うんだそうです。知らんかった。

この中和剤で室内外全部の900平米の広さを洗うために、14ガロン購入しました。ガロンという単位、聞いたことはありましたが、どのぐらいの量かはまったくピンと来ません。約4リットルだったんですね。1ガロンの缶がバケツぐらいの大きさ。これを14個ですから、相当な量です。



購入した店は、州都バコロドの下町にある、さほど大きくもないお店。経営者は中国系の人で、実際に店の切り盛りをしているのは30代ぐらいと思われる女の人です。フィリピンでは商売に関しては、マレー系より中国系、男性より女性の方が上手い。つまり中国系の女性が経営してる店は最強と言うことですね。

愛想が良くて、こちらの質問にもハキハキと答えて、いつぞやの「ぬる〜い」対応で全然サービスNGの屋根業者に比べると、遥かに信頼感があります。見た目もなかなか体格が良くて、頼もしい姐さん。明日の配達、よろしく。



夕刻、現場に戻ると、2階ベランダに手摺りの一部が出来上がってました。こういうディテールが見える形になると、いよいよ完成間近という感じがしてきますね。




0 件のコメント:

コメントを投稿