自宅の現場はもうすぐ一ヶ月を迎えようとしていて、足場や仮枠用に購入した角材がゴロゴロ転がっているのですが、今日、何気なく足下を見て溜息が出てしまいました。 数十本はあった角材ですが、真っ直ぐなものが皆無。
補助材とはいえ、こういうので家を建ててるんですね。今まで高級ホテルから個人の住宅まで、いろいろフィリピンでは見て来ましたが、壁にしろ柱にしろ、直線が見つけられない理由がよ〜〜く分かりました。
それから、数日待たされて、やっと届いたコンクリートのミキサー。最後に使ってから長期間、清掃も手入れもした形跡がありません。案の定ガソリンで動くはずのモーターが微動だにせず。大工さんが何とかしようと、分解修理を試みましたが全然ダメ。これは、どう見たって無理でしょうね。結局、また別のところで借りてくることになり、コンクリート打ちも無期限延期状態に。
順調に進んでいるように見えた仮枠作業では、二階の床を支える梁が思いっきりズレていたのが発覚。これは、ベランダ部分からの雨の浸水を防ぐため、二階の床面から15センチ下げるはずが、段を付けずに柱から柱を直線的につないだたのが原因。
素人目に見ても、思いっきり斜めになってました。現場監督の父は、たぶん間違えるだろうと思って、通称「バカ板」と言っている、合板の切れ端に図面を写したものを、作業場に貼り出していたのですが、やっぱり間違えた。
以前でしたら、こういう状況を見ると「日本はすごい〜」と、勝手な優越感に浸っていれば良かったんですが、これを前提として、何とか快適に住める家にしてもらわないといけません。施主の忍耐力が鍛えられるフィリピンです。歌やダンスのレベルは高いんだけどなぁ...。
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