2013年11月1日金曜日

フィリピンで家、建ててます(1)

五十歳を過ぎて、フィリピンに移住した理由は、いろいろとあります。

ある程度の蓄えがあれば、定年まで待たなくても悠々自適の生活ができる。
明るくおおらかな性格の人が多く、人間関係で悩む必要がない。自殺は滅多にない。
対日感情が良く、日本人とのハーフの子供でも、いじめられたりする事はない。
熱帯気候で、冬がなく年中Tシャツに短パンで過ごせる。
食べ物がおいしい。(これは、個人差がとても大きいですが。)

この件、誤解があるといけないので「補足」を追加しました。

とまぁ、並べ上げるとキリがないです。
その中でも、一番なのは、日本の会社勤めでは、とてつもなく難しい、大きな一戸建ての家に住めるということです。
このために移住したと言ってもいいぐらい、私にとっては大事な話。

移住の準備で最初にしたのは、家内の実家の近くでの分譲地の購入でした。
約十年前、まだフィリピンの景気が今ほどよくない頃、サトウキビ畑を再開発して、大規模な宅地の造成が流行始めました。フィリピンでは「ビレッジ」と呼ばれる住宅地です。
広大な敷地をフェンスで囲んで、ゲートには守衛さんが24時間監視。



いくらぐらいするのか見当もつかず、家内の母に聞いてみたところビックリ。
1平米が数千円...。
最小購入単位が300平米とのことでしたが、いくらしがないサラリーマンと言っても、即金で買える値段でした。


当時、近くに新しい空港の建設が始まっていたこともあって、仮に家を建てなくても、投資として(というほど額でもないですが)悪くないと思って、購入しました。
ただし、フィリピンでは外国人の土地購入が厳しく制限されていますので、家内との共同名義という形ですが。


それからというもの、にわかにフィリピン移住が現実味を帯び始めました。
結果的にその後、さらに十年、日本で働いたわけですが、多少辛いことがあっても、いずれは...という夢が私の精神の支えに。
暇さえあれば、素人ながらに新しい家の間取りを、あれこれ描くのが日課になりました。

(続く)

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