2013年11月3日日曜日

フィリピンで家、建ててます(3)

前回の日記では、日本人建築士に基本設計をお願いした話を書きました。

本来ならば、基本設計をした人に、詳細設計や施工もお願いしたいところなんですが、さすがにフィリピンの建築業界にはつながりもなく(ないのが普通でしょうけど)施工となると、半年やそこらは現地に滞在となるので、それは無理でした。

結局、役所への届け出図面や書類、大工さんの手配などは、現地の市役所で建築技師をやっている、家内の弟へ全部頼むことにしました。
身内にこういう人脈があることは、フィリピン暮らしをとても便利にしてくれるということを、今回改めて実感。

実際に家を建てた、日本人移住者のブログとかを読んでみると、フィリピンの大工さんについては、惨憺たる悪評ばかり。
技術はない、計算ができないので工期が分からない、前金払うと仕事せずに夜逃げ。
でも、義弟がいつも仕事をお願いしているという、大工さん6人に会ってみて、かなり安心しました。



どの人も、穏やかな感じで、仕事ぶりもとても真面目。
きちんと監視してないと、すぐサボる、とフィリピン人の友達からも脅かされたのですが、工事が始まってみると、作業のキリがつくまでは、お昼休みでも手を動かしてます。この人たちが特別なのか、それとも今まで聞いた人が、たまたま運が悪かったのかは、分かりません。
しかし、もし何のツテもなく、日本人の私がいきなり現地の建築業者に頼んでたら、かなりボラれていただろうとは、思います。まず、大工さんの日当の相場すら知りませんでしたから。

そして、何より助かったのは、現場監督を私の実父が引き受けてくれたことです。
この父、今年77歳なんですが、全然弱る気配がない。もう引退同然ながら、若い頃はドバイで仕事をしていたこともあり、これが人生最後の仕事とばかりに、頼む前から詳細設計や構造計算をしてくれていました。

こうして、移住半年が過ぎた、先月10月から工事が始まりました。
まだ、2週間ほど経過したところですが、今のところ順調です。
ここまでは、長い前振りでしたが、次回からはリアルタイムで工事の様子を書いていきます。

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