2013年11月2日土曜日

フィリピンで家、建ててます(2)

前回の日記では、フィリピンでの宅地購入の話を書きました。

さて、土地を買ったはいいものの、フィリピンの風土に合って、なおかつ日本人である、私が住むのにちょうどいい設計はどうするか? これはなかなかの難題でした。
たまたま、家内の弟が建築を専門にしていたので、彼に頼もうか、と漠然と考えていたのですが、私の友人を介しての、ある出会いがきっかけで、日本人建築士に設計をお願いすることになりました。

2006年の師走、京都の団地に住むデザイナーの友人が、部屋を改装したとのこと。
とてもいい部屋に仕上がったと聞き、オープンハウス開催を機に、見学に行きました。
仕事の質の高さもさることながら、その建築士の方の、新しいことには好奇心いっぱい、何でも試してみよう、という心意気に感銘を受け、その場で、フィリピンに建てる家の設計をしていただけないか、お願いしてみました。

今思うと、初対面の人にずいぶん思い切ったことを頼んだものですが、とても興味を持っていただき、結局基本設計をすべてやっていただくことになりました。
翌年、早速にフィリピンに出張してもらい、いろいろやっかいな注文を出しましたが、約三年間かけて設計が完了しました。
詳しくは、こちらに経緯を書いていただいています。 Philippine Garden House


家内の実家にて

2009年には、このように設計は完成していたのですが、肝心の移住計画は、まだ動き出していませんでした。 その時に勤めていた会社では、当時五十歳に到達すると退職金が一挙にアップするというシステムがあり、それまでは待たないと、永住の経済的な基盤が成り立たなかったからです。
それから、フィリピンの建築基準に合致した詳細設計と、一番難しい、施工をどうするかという課題が残っていました。

(続く)


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