2014年11月12日水曜日

破れテントのお値段

4ヶ月ほど前、自宅の庭の整備がだいたい終わったタイミングで購入したテント。庭でお茶など飲めるようにと、余った角パイプやタイルで作ってもらった椅子とテーブルが直接雨ざらしというのも何なので、日除けも兼ねて設置しました。

当初はなかなか良い感じだったんですよ。家内が、ミリエンダ(フィリピンスタイルのおやつタイム)をここで摂っている時に「お金持ちみたい」と喜んでました。価格は1000ペソなので2000円ちょっと。2000円でお金持ち気分を味わえるのだから安い買い物だと思ってたら...。



世の中、そう甘くはないですね。端っこの破れに気付いたのが約1週間前。その後あっという間に裂け目が広がって、ちょっと風の強かった昨日には、もう「崩壊状態」。最初からチャチなので、何年も保つものではないと分かってましたが、せめて1年ぐらい何とかならんかったかな? 切れっ端を集めると、もう4、5年分の経年変化かというぐらい、で細切れになっていました。




最近は、都心でバイトすれば最低でも時給は1000円は普通。2000円なんて稼ぐのに2時間ですが、フィリピンで1000ペソ稼ごうと思ったら、それなりに専門能力がある大工さんでも、朝から夕方まで働いて3〜4日はかかります。そう考えると決して安物とは言えないですね。



しかし、ここまでズタボロになってくれたら、諦めもつきます。骨組みは別の場所に移して、物干しにでも再利用できるので、丸損でもありません。今度はもうちょっと本格的に、南国スタイルの屋根を作ることに。(下の写真のような感じ)



早速、この家を建ててくれた大工さんの一人に連絡を取って、現場を見てもらい簡単な図面を渡してお願いしました。工期は約3日。材料の竹とヤシの葉っぱの買い付けもしてもらったところ、これが5000円ぐらい。3日分の工賃合わせても1万円には届きませんね。これだったら、最初から作ってもらったらよかった。

これ、もし日本で大工さんに作ってもらったら、いくらぐらいかかったでしょうか? 確実に10万円はブっとぶかも。ネットで似たようなテントを調べてみたら、「業界最安値!!! ¥34,100」だそうです。こっちなら1ヶ月は暮らせますね。


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