朝からネットでは日本を代表する俳優の訃報でいっぱいです。高倉健さんが亡くなりました。もう83歳だったとのこと。早過ぎるわけではないですが、やはり寂しい。ずいぶん以前からハリウッドの作品にも出演していて、家内も「ブラックレインに出てた日本人の刑事」と言えば、覚えてました。
実は、私の息子の名前はケンと言います。漢字は違いますが、尊敬する高倉健さんにあやかったのと、日本・フィリピンの両方で普通に呼べる名前ということで名付けました。家内の場合はこちらではなく、渡辺謙さんと平井堅さんが好きだったという理由も...。もう一人のケンさん、緒形拳さんも好きな俳優でしたが、もう亡くなってずいぶん経ちますね。
高倉健さんを語る時、必ず東映のヤクザ映画からになるようですが、私の年代で最初に見た出演作というと「新幹線大爆破」あたりになるでしょうか。その他に印象に残っているのは「幸せの黄色いハンカチ」「南極物語」「八甲田山」、そして「駅」...渋かった。
私のようにお喋りで軽ぅ〜くて、しかも関西弁の男にとって、高倉健さんは自分の持ってない男の魅力を全部兼ね備えているようでした。黙って立ってるだけ、しかも背中だけで絵になる俳優さんって、本当にすごい。ブラックレインでは大阪府警の刑事という役柄でしたが、やっぱり大阪弁ではなく、セリフのほとんどは英語でした。
最近の作品は全然見てなくて、最後に見たのは「鉄道員 ぽっぽや」。浅田次郎さんの原作を読んでいて、もっと老けた俳優の方がイメージに合うのにと思ってましたが、今考えるとこの時すでに健さんは、70歳近くになってたんですね。
フィリピンにも健さんの映画は何本か持ってきました。レコーダーで自家撮りしたり、セルDVDを買ったり。こうして見るとかなりの健さんファンだったことに、今更ながらに気づきました。まだ息子に見せても、何がカッコイイのかよくわからんやろな。同じケンでも健さんにはちっとも似ず、お喋りで軽いところは父親そっくりに育ってしまった。
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