専門店と言っても、そんなに大層なものでもなく、手作りの電飾を細々と売っているお店。最近は日本でも派手なライトアップをする家が増えてきたようですが、そこはクリスマスを楽しむことでは本家のフィリピン。こういう店はけっこうあちこちにあります。
家全体をピッカピカにしてるのをよく見ますが、そこまはするつもりはなく、2階のベランダ周りだけでもそれらしくということで、大きめのピザほどのサイズの星と、手すりにつける小さなランタンが10個つながったものを買ってきました。
それにしても、作りがザツ。当然お店で点灯テストはしたものの、結線部分は絶縁テープぐるぐる巻きそのままで、コンセントにつなぐものにしては少し怖い。帰ってしばらく考えましたが、ベランダに付けると雨ざらしになり、2〜3ヶ月間は保ちそうにないので、予定を変更して屋根のある玄関ホールに飾ることにしました。
だいたいの取り付け場所を決めて、コンセントにつないでみたところ、お店では一応全部大丈夫だったのに、ランタンの一つが光らない。電球がぐらぐらできちんと固定しておらず、それを少しひねって点灯したと思ったら...。ボンっと音がして破裂。同時に家中の電気が切れてしまいました。
こちらの住宅にはブレイカーなどという洒落たものはなくて、屋外の電気メーターの傍のボックスの中にヒューズが設置してあります。それが過電流で焼き切れたらしい。漏電などによる火災を防ぐ、本来の役目を果たしてくれたわけですが、あの焦げ臭いのはすごく不安になります。
すぐに配線工事してくれた電気屋さんに来てもらって、急遽ヒューズ交換。ヒューズ自体は100円ほどで、電気屋さんの手間賃も500円ぐらい。たいした出費でもないとはいえ、とんでもない不良品を売りつけられた電飾屋には頭に来ました。近所で火事が多いのがなぜか、よ〜〜く分かりましたね。
さっそく翌日、電飾屋に押しかけて返金を要求。店の兄ちゃんは、電球を交換したらいいだろうという態度でしたが、断固拒絶。安物買いの銭失いなんて言葉がありますが、3000円近くもしたので、フィリピンでは決して安物とは言えません。渋々ボスに電話して、ようやく代金を返してくれました。
そのお金で途中のスーパーマーケットで、ランタンの代わりにツリー用の「安全」な電飾を買って帰宅。結局まる二日掛かりでようやく玄関ホールの飾り付けが完成しました。ん〜〜、きれいだけど、なんだかマニラのゴーゴーバーみたいになってしもた。
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