2018年8月20日月曜日

私はセブアーノ顔なのか


タイトルは、もちろん冗談で、フィリピン人の親戚や友達にそんなことを言われたわけではありません。

ただ、最近多いのは、買い物でショッピングモールをウロついていると、英語ではなくイロンゴで話しかけられること。移住してから5年で、私の顔形が変わったわけでもないので、おそらくこっちの生活に慣れて、態度がデカくなってるんでしょうか。

そこまでではなくても、すっかりリラックスしているので、観光客とか短期滞在者にあるような、緊張感が薄れているのかも知れません。

海外慣れしていない日本人によくあるのが、外国語で話しかけられたら、とにかく「ちゃんと」返事しなければならないと構えてしまう人。あるいは、店員に何かを尋ねようと、頭の中で英語を組み立てて、喋ってみたはいいけれど、聞き取れないほどたくさんの言葉数で返されて、軽くパニックになったり。

私は、英語は、なんちゃってだし、イロンゴがそんなに分かるわけでもないけれど、少なくともこちらが客の立場なら、分からなければ何度でも聞き返せばいいし、面倒だったらその場を立ち去ればいいと開き直り。と偉そうに書いていますが、私も最初の海外出張の時は、カチカチでしたけどね。

とにかく、変に落ち着き払っているもんだから、中国系メスティーソとでも思われて、ネイティブ・スピードのイロンゴ対応を受けることもあります。分かる範囲だったら、片言のイロンゴで返事はするけど、大抵は「English only」。

すると「Are you Cebuano?」と聞き返されることが2度ほどありました。つまり、フィリピン人なんだけど、セブアーノ語圏(島の反対側の東ネグロスや、セブ島など)からの旅行者で、英語は分かってもイロンゴ語がよく分からない人だと思われたらしい。

フィリピン永住を目指している私としては、決して気分の悪いことではないものの、こんな顔でもフィリピン人に見えるのかと、ちょっと驚いてしまった。移住前の旅行者の時は、韓国人や中国人とよく間違われたのに。

最近、我が家に滞在した日本の友達、セブアーノ語を流暢に操る、マダムM女史によると、フィリピンに住んでいた頃に、現地の人から「セブアーノ顔」があると、教えてもらったそうです。日本だと、東北っぽいとか九州系だとか、みたいなもの?

家内に訊いてみると、セブアーノ顔と言うほど、具体的に身体的な特徴があるわけでもないけど、黙っていても何となく雰囲気で分かることもあるんだとか。

残念ながら私には、フィリピン人の地方による顔や雰囲気の差なんて、まったく判別がつきません。中国やインド、スペインなど、マレーとはっきり違う系統の顔立ちでもない限りは、全部「普通のフィリピン人」。ただ、人によっては妙に日本人に見えたりもして、道行く人を眺めながら、実家の近所に住んでた八百屋のオッちゃんみたいや、と一人でニヤニヤすることも。

それじゃ、とばかりに自分の顔を指差して、「これはどこの顔?」と家内に言ったら、やっぱりどう見ても日本人なんだそうです。(ガクッ)


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