2018年6月19日火曜日

四代目メイドは19歳


先代のメイド、ネルジーが突然離職して1ヶ月が経過して、四代目となる待望の新人さんが、昨日ようやく就任。やって来たのは、この3月に高校を卒業したばかりで19歳のジャジャ嬢。本名は、デイジー・メイ・ペンドン・ソンブリアなのに、なぜか渾名がジャジャ。本人に由来を訊いても、よく分からない。

生まれ育ちは、ここネグロス島のシライ市内。と言っても市街地から車で小一時間はかかる、山間部のランタワン地区。最近でこそ道路が舗装整備されて、ずいぶんと往来が楽になりましたが、ジャジャが幼い頃は、相当不便な場所だったそうです。

紹介してくれたのは、我が家の近所に活動拠点を持つ、日本の某NGOの現地スタッフ、ジュンジュン君。以前ガールフレンドとツーショットの似顔絵イラストを描いたことがあって、このブログの「美女図鑑シリーズ」で投稿しました。

なかなかの男前で、温厚だし時間もきちんと守るジュンジュン。ネルジーを紹介してくれたティンティン同様、なぜか私の周囲には、フィリピン人離れした生真面目な性格の人が集まります。実に有難いこと。

ジャジャは彼の従姉の娘。日本ではあんまり使わない言葉ながら、ジュンジュンの従姪(読みは「じゅうてつ」)になります。ちなみに男の子なら従甥(じゅうせい)。こんな呼び方知りませんでした。

それはともかく、ジュンジュンがいいと思って連れて来るぐらいだから、真面目な子なんだろうと思ってた通り、いかにも「田舎育ちの娘さん」で純朴そのものな感じ。私の頭の中では、谷山浩子さんが歌う「カントリーガール」が無限ループ。よく日に焼けた顔つきは、ちょっと子供っぽ過ぎて、すぐホームシックで帰っちゃうんじゃないかと、心配になるぐらい。


全然仕事の経験がないわけでもなく、最近急に開発が進んだランタワンにできた、観光客向けのカフェで、バイトのウェイトレスとして働いてたそうです。人件費を抑えるために、すぐ解雇は日常茶飯事のフィリピン。あえなく失業して職探し中に、我が家からの誘いがあったという次第。

気がかりだった家内の反応も悪くないようで、お昼前の面接で即決。早速お昼を一緒に食べて、後片付けに掃除はお任せというスピード雇用。ジャジャも、ちゃんと着替えやらの荷物はバックパックに詰めて持参だったので、ネグロスではそういうものなんでしょうね。そう言えばネルジーも、その前のアミーも、面接に来たその日から住み込み開始でした。

肝心の仕事振りはと言うと、そこはやっぱりまだ素人。6年も他家でメイド経験を積んできたネルジーとは比べるのは可哀想。ただ、包丁の使い方は手馴れていて、昨夜の麻婆茄子の調理では、まぁまぁのアシスタント。料理に興味もあるようだし、これはちゃんと教えたら上達するかも。

ということで、今後どれだけの期間、我が家で働いてくれるかは、まだまだ未知数ながら、できればネルジーの勤続2年3ヶ月の記録は更新してほしいものです。


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