出典:気象庁・地震情報
自然災害の多さでは、世界でも屈指のフィリピンと日本。2013年4月の移住以来、日本にいる親兄弟や友人たちと、お互いの安否確認が必要な事態が何度かありました。
まずは移住最初の年、私たちの住むネグロス島を含むビサヤ諸島を相次いで襲った、ボホール地震とスーパー台風ヨランダ。特にヨランダの時には、数日におよぶ停電のためにネットも電話も不通になって、たくさんの人たちにずいぶん心配をかけてしまいました。
そして、こっちが心配する方に回った中では最大の災害が、今日2018年6月18日の大阪府北部の地震。震源地の高槻市は、まさに6年前まで家族で住んでいた茨木の隣。友達がたくさん住んでいるその場所が、震度6弱の強い揺れに見舞われました。
実家のある兵庫県尼崎市も5弱。82歳の父と81歳の母がいます。フェイスブック経由の連絡で慌ててテレビのチャンネルを合わせたNHKワールド。高槻、茨木、枚方といった北摂各地の懐かしい風景を、英語の解説で、こんな形で見ることになろうとは。本当に胸が締め付けられる思い。
一般の電話はおそらく回線がパンク状態だろうと思って、フェイスブック・メッセンジャーで電話した弟の携帯には繋がらず、もちろん実家も不通。最初に声が聴けたのは、LINE経由での、茨木在住のタイ人の友達でした。
その後、フェイスブックにもツィッターにも、続々と友人・知人の無事を知らせる投稿が続き、どうやら尼崎市内の揺れは強かったけれど、それほどひどい状況でもないことが分かってきました。その後、実家の母とも電話で話すことができて、弟からもテキストで返信。
残念ながら死者が出てしまい、怪我人も多いものの、23年前の阪神淡路大震災の時に比べると、全体としての被害規模はかなり小さかった模様。
日頃、日本とフィリピンは、感覚的・時間的・金銭的にもずいぶん近くなった、いい時代になったと浮かれた投稿をしていても、いざこういう大災害が起こると、その距離感は一挙に昔へ引き戻されてしまいます。
時差がたった1時間しかないフィリピンでもこの焦燥感だったので、アメリカやヨーロッパに住んでいる友人にすれば、その遠さは、歯噛みするほどの苛立ちを伴うことだったでしょう。海外移住で背負うことになるリスクには、こういう精神的な負荷もあるんだと、久しぶりに思い知らされてしまいました。
大阪での大地震とほぼ同じ時刻だと思います。
返信削除バコロドでは拳銃による射殺事件がありました。
場所は Lopue's San Sebastian と DUNKIN'S DONUTS の間の道(San Sebastian Street)です。
衆人環視の中での射殺だったとのことなので、すぐに犯人は逮捕されました。
バコロドは新聞よりもご近所さんの井戸端会議の方が早く正確なので、ときどき重宝しています。