私は、多くの関西出身者がそうであるように、阪急電車に強い愛着を感じる者の一人。阪神淡路大震災では、私の実家からの通勤の足、阪急神戸線が半年に渡って不通となりました。
駅が乗降客で賑わう風景が失われるなんて、子供の頃から一度もなかったこと。線路上を走る電車の騒音が聴こえないだけで、あんなに不安感を煽るとは想像もしませんでした。それだけに、半年後に全線復旧した時の嬉しさは格別。
今回の地震では、その日のうちに阪急京都線を始め、ほとんどの鉄道が運転を再開。ところが、茨木市在住時の最寄である南茨木駅が、駅舎のダメージが大きく、乗降不可の通過駅となってしまいました。
大阪万博の頃に新設された南茨木駅。すでに築50年近くになるんですね。確かに私が住んでいた頃には、もうだいぶ古びた感じ。ネットに掲載された、ボロボロになった駅舎の写真を見ると、胸が痛みます。
ところが翌日、驚いたことに徹夜の作業によって駅が再開。まだエレベーターやエスカレーターは使えないものの、駅としての機能は取り戻したそうです。さすが日本というか、私としては、さすが阪急電車と声を大にして叫びたい。
というわけで、今日のフィリピン美女図鑑は、いつもとは趣を変えて、以前描いた阪急電車をバックに、婉然と微笑む美しきフィリピーナ。はるか南の島から、渾身の阪急愛を込めて、被災地の人々にエールを贈る気持ちで描きました。
ベースとなったイラストは、大好きな阪急電車が、私の故郷、兵庫県尼崎市内の塚口駅から、ここフィリピン・ネグロス島のシライ市まで、3000キロ延伸したという妄想を絵にしたもの。夢の国際特急が、シライ市駅に到着したシーンです。
美女のドレスは「マルーン」と呼ばれる、阪急電車のボディカラーとお揃い。落ち着いた雰囲気の阪急だけに、あんまり若すぎない「お姉さま」をイメージしました。
過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。
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