市の中心部から車で約15分ほど北へ。幹線道路のリザール・ストリートから、海側へ入った、対向車とすれ違えないほどの細い砂利道だけが、唯一のアクセス方法。あまり目立たない看板を見逃せば、まず辿り着けないようなロケーション。本当にここで大丈夫かいなと、少し心配になってくるぐらいのタイミングで、ようやく見つけた小さな扉が、レストランへの入り口でした。
扉を開けると、そこは、まったくの別天地。フィリピンというより、バリ島かどこかで大富豪が建てた別荘の庭園という趣。オーナーが建築家で、自ら設計を行い、娘とシェフである娘婿に経営を任せているとのこと。
かなりの広さがある敷地内は、自由に散策ができて、ウェルカムドリンクを片手に、食事の用意ができるまで、好きな場所でリラックス。幸いにも雨季の中休みのような天候で、薄曇りながらも雨は降らず、暑すぎもせず。
こんな場所がネグロス島のシライにあったんですね。シライ生まれの家内もびっくり。シライっぽくないどころか、フィリピン離れしていると言っても良いぐらい。セブやボラカイなどの有名リゾートでも、これほどの洗練された場所は、ちょっとないんじゃないかと思うほど。
料理も素晴らしい。「多国籍アジア料理」と銘打たれたコースメニューは、味付けも盛り付けも、都会の高級レストランで出されてもおかしくない内容。オーナー直々に訓練したという、3人のコックが中心となって調理。
帰宅してから調べていると、地元の雇用を促進し、貧困を減らそうというオーナーの思いから、材料は専用のオーガニック農場と、裏手にある養殖池から調達されているそうです。しかも既にオープンして3年も経っている。全然知りませんでした。
これは病みつきになりそう。お客さんがいなくても、家族だけで時々利用したくなりました。次のタイミングは8月、息子の誕生日辺りでしょうか。早めに予約しておかなくっちゃ。
宿泊設備もあります
0 件のコメント:
コメントを投稿