2019年3月6日水曜日

私的フィリピン美女図鑑 天使は舞い降りた

このブログ自体、更新頻度がめっきり下がったいるだけでなく、かれこれ4ヶ月以上もご無沙汰だった美女図鑑。たいへんお待たせしてしました。ようやく新作の完成です。

昨年末から、いろいろと頭を悩ませるような出来事が続き、やっと年が明けて、心機一転巻き直しと思ったら、ネグロス在住の友人が急逝したり、運営に関わっていたSNS内のコミュニティから脱退を余儀なくされたり。

もちろん、私の移住生活全体を見渡せば、まぁまぁ順風満帆で、そんなに悲観するようなこともないけれど、何となく嫌ぁな感じが付きまとっております。そこで、ちょっと験直しというわけで、天使のイラストでも描いてみようと思い立ちました。(我ながら安直な発想ですね。)

天使というと一般的には、無垢な子供とか、若い女性、それもあんまり肉感的ではなく、清楚でほっそりした女性となるかも知れません。ところが本来、天使には性別はないものとされ、19世紀頃までの宗教画では、どちらとも取れるような表現が常だったそうです。女性っぽくするにしても、敢えて胸の膨らみは描かないのがルール。

そもそも英語のエンジェル(Angel)の語源は、ギリシャ語の「アンゲロス」(伝令)に由来。日本語訳の「天使」、つまり天からの使者は、忠実な翻訳。聖書にも、しばしば天使は登場し、中でも最も印象的なのは、受胎告知で有名な大天使ガブリエルでしょう。ちなみにカトリックでは、日本を守護しているのは、大天使ミカエルとされています。

とまぁ、例によって御託を並べてしましましたが、私が描くので、近づき難い聖なる天使となるわけはなく、ずっと後になって創作されたイメージの、翼があって美しい女性、となるのは当然のこと。ハリウッド映画で言えば「天使とデート」(原題 : Date with an angel)で、フランス出身の女優エマニュエル・ベアールさんが演じた、セクシーでキュートなエンジェルと言ったところ。

最近では、高級下着メーカーの「ビクトリアズ・シークレット」と専属契約したモデルをエンジェルと呼ぶことから、そっちを連想する人も多いでしょう。


ということで、昨年のハロウィンに描いた、禍々しくも美しい、蝙蝠の翼を持ったヴァンパイアを、ネガポジ反転させたのが今日のイラスト。セクシー路線は相変わらずの、罰当たり野郎ながら、白い翼に天使の輪という「記号」を添えたら、それなりに神々しい雰囲気が醸し出されたように見えるのが不思議。

もちろん金髪・碧眼ではなく、フィリピーナをイメージした長い黒髪に黒い瞳。肌はほんのり褐色。さて、これで、今年の験直しができたでしょうか?


過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。

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