今50代の日本人にとって、日本アニメ史に燦然と輝く金字塔「宇宙戦艦ヤマト」は、一種の神話になっていることでしょう。最初の放送時には、私は小学校5年生。全然人気がなかった、というか学校で話題にしようとしても、ほとんど誰も知りませんでした。
私はたまたま同じ日曜日の夜7:30の時間枠だった「侍ジャイアンツ」を見ていて、それが終わった流れで第1回から視聴。いや、びっくりしましたよ。設定がいきなり超シリアス。それまでのSFアニメでも、地球の危機なんてのは定番。しかし本当に地球が核攻撃されて、海は蒸発して一面の赤茶けた焼け野原なんて初めて。人類は地下都市に隠れ住み、あと1年で浸透する放射能で全滅。ここまでリアルで救いのない場面をアニメで作るとは、前代未聞でした。
しかも悪の侵略者をやっつけておしまいという、お決まりで単純な筋書きではなく、地球から29万6千光年離れた惑星イスカンダルに、放射能除去装置を取りに行くストーリー。設定の原案者、豊田有恒さんは、本当にすごい仕事をしたものです。そしてメカとキャラクターのデザインを担当したのが、漫画家の松本零士さん。
地球にとっての救いの女神、イスカンダルのスターシャ(初回放送時は、スターシアと発音してました。)は、典型的な松本零士スタイルの美女。その魅力に、すっかりハマってしまった。ヤマトを見てからというもの、何枚スターシャのイラストを模写したことやら。今でも何も見ずに描けるぐらい。
私が考える零士美女の特徴は、何と言っても髪。流れるようなウェーブのロングヘア。でもアニメで動かすのはたいへんだったでしょうね。だいたい宇宙戦艦ヤマト自体、おおよそ手描きの動画には不向きの、凸凹でハリネズミのような大砲や機銃。メカもキャラクターも、当時の技術で、よくやったものだと感心します。
ということで、今日は、そのスターシャがモチーフ。
しかし、そのままトレースしただけは面白くないし、松本零士さんの原画の足元にも及ばないのは分かっています。そこでいつものように、フィリピンの有名女優さんが、イスカンダルのスターシャに扮したらという妄想がベース。
スターシャ役に抜擢(?)したのは、「Filipina Beautiful」で検索をかけたら、必ず上位に出てくる、ライザ・ソベラノ嬢(Liza Soberano)。アメリカ生まれの20歳でドラマやCMで大人気。スターシャにしてちょっと若すぎる気もしますが、イラストにしたら予想以上に自然な感じ。
小学生の頃は、細身で柳腰に憧れていました。でも時代は流れて、ずいぶん女性の好みが変化。そもそもフィリピン美女図鑑ですから、濃いめの肌の色に、それなりに肉感的で、出るべきところは出てる方が...。
それでも髪のイメージを崩すと、私の中では完全な別物になってしまうので、ヘアスタイルはスターシャ風のまま「いかにもセクシーなフィリピーナ」にしてみました。描いてるうちにセミヌードになったしまったのは、オっさんの憧れの発露ということで、どうかお許しくださいませ。
過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。
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