ミンクのコートにブーツ。目に眩しいほどのブロンド。本物のスラブ美女が扮したコスプレ・メーテルは、反則技級の美しさ。コスプレというより、金髪美女が黒い毛皮のコートを着たら、そのまんまですがな。
一説によると松本零士さんは、幕末に日本へやってきたドイツの軍人にして医師、フォン・シーボルトの孫娘、楠本高子の若き日の姿からインスピレーションを得て、あの美女を描いたと言われています。真偽のほどは定かではありませんが、ネットで流布されている写真を見ると、なるほどと思いますね。
うる星やつらのラムちゃんを描いた時に、ビキニに緑の髪、ツノさえ揃えば、シルエットだけでラムちゃんと認識されてしまう指摘しました。それだったら、アジア系でもヨーロッパ系でも、黒いミンクのコートにブロンドの長い髪なら、誰でもメーテル役を演じられるはずだと勝手な解釈。今回は、インスタグラムで大人気のリリー・メイマック嬢(Lily Maymac)を抜擢(?)しました。
リリーは、生まれも国籍もオーストラリアの23歳。詳細は公開されていませんが、どうやらご両親共フィリピン人らしい。まぁフィリピンに住んでいる人たちも、マレー・インド・中国・スペインなどによるハイブリッド。メーテルのモデルになったとされる、楠本高子も、ドイツ系のクォーターなので、ルーツに多様性があるのは、ある意味、メーテルに扮していただくのに、ふさわしいと言えます。
メーテルと言えば、超スリムな柳腰。生身の体を持っているとは思えない女神さま。でも美女図鑑では、生きている女性らしく肉感的に描くのがモットーなので、コートというよりタイトなドレスっぽくしてみました。いつもの通り「これじゃない」の大合唱が聴こえてきそう。
0 件のコメント:
コメントを投稿