2018年5月23日水曜日

私的フィリピン美女図鑑 セーラー服フィリピーナ

約40日ぶりに美女図鑑の更新です。このシリーズが楽しみだと仰る優良読者の方々、たいへんお待たせしました。

4月の最初から子供が夏休みに入った関係で、宿泊旅行が2回。連日の暑さで、昼間は作業効率がベタ下がり。そしてトドメは、前回投稿したメイドのネルジー突然の退職で、雑用に費やす時間が大幅増。私にとってのイラスト作業は、そこそこ、まとまった時間に集中して、勢いで描かないとダメ。あんまり間が空いてしまうと、その素材への意欲が失せてしまうことも。

実は、途中まで全然別のテーマで、半分ぐらいは仕上げていました。それが、暑さが本格化した4月の終わり頃に、どうしても手が進まない。描きかけの女の子には、たいへん気の毒ながら、一旦そちらはペンディングにして、以前から資料は集めていたセーラー服フィリピーナへ、浮気をしてしまったという次第。

「セーラー服」と言うと、憧れであったり、ちょっと危険な香りがしたり。見る人の立場や経験で、これほど印象が変わるモチーフも珍しいかも知れません。調べてみると、元々イギリス水兵の制服だったのが、なぜか日本では女子中高生の制服として定着。それもずいぶん昔のことで、1921年(大正10年)に福岡女学院で採用されたのが最初だそうです。(1920年に京都の平安女学院という説もあり)

水兵服をそのまま持ってきました、という単純な話でなく、福岡女学院の校長から依頼を受けた洋品店の主人、太田豊吉という人物が、上着だけで3年もかけて、現在の女学生用セーラー服の原型を作り上げました。そしてボトムに、プリーツ・スカートを組み合わせるアイデアに、さらに1年。たいへんだったんですね。

このセーラー服、中国、台湾、タイやベトナムなどのアジア諸国でも、女子生徒の制服として採用されている例がある他、サウジアラビアでは日本由来のものが使われていて、名称もそのまま「セーラーフク」。厳格な回教国であるため、学校の外での着用は禁止で、人によっては不道徳だとする人も。

ただフィリピンでは、あまり見た事がないですね。定番なのが白いシャツと胸元のリボンというスタイル。スカートはプリーツながら無地の紺ではなく、チェック柄のをよく見かけます。

ということで、日本式セーラー服を着たフィリピーナを、描いてみようと思い立ったものの、悩んだのがモデルさん。ミスコンに出場するような、スタイル抜群でセクシー過ぎる女性だと、もう完全にコスプレ。コスプレならまだマシで、Hビデオのパッケージ写真みたいになりかねない。

そこで困った時のジュリア頼みとばかりに、美女図鑑では3回目の登場となる、フィリピンの人気女優、ジュリア・バレット嬢(Julia Barretto)。ベビーフェイスだし、実年齢も21歳。もし日本の学校に通う高校生役でセーラー服を着ても、まだまだ無理がない感じ。というか、逆に似合い過ぎて違和感ゼロ。本当にこういう女の子が道を歩いてそう。


日本の風景を合わせると、ただの「可愛い女子高生」。敢えて南国っぽい背景に。と言っても、ビーチやリゾートでは芸がないので、大通りでジプニーかトライシクルを待ってる感じにまとめてみました。セーラー服姿って、意外とヤシの木と青い空にも似合うもんですね。

常夏フィリピンなので、当然夏服。それにしても、制服スカートの丈は、膝下までが当然と思って育った関西出身の私。膝上15センチのミニスカートには、ちょっと興奮してしまいました。


過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。

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