言うまでもなく、少年サンデー誌上で1978年から10年近く連載が続いた、高橋留美子さんの代表作「うる星やつら」のヒロイン。宇宙からの侵略者、鬼族の娘のこと。
またアニメも大ヒット。こちらは押井守さん(後に「攻殻機動隊」の映像化で、世界的な評価を受ける)を一躍有名に。私としては、劇場版の第2作「ビューティフル・ドリーマー」に甚く感銘を受けました。うる星やつらに、ここまでのプロットを放り込むか、というほど考え抜かれたストーリー。原作の高橋留美子さんにすれば、コミックとは別物、ということなんだそうです。
考えてみると、コミックでもアニメでも、童顔の美少女と超ナイスボディの組み合わせって、ラムちゃんが初めてだったのではないでしょうか? しかも宇宙人なのに語尾が方言っぽく、感情の起伏が激しくてヤキモチ焼き。何だか、一般的にフィリピーナの特徴と言われていること、そのまんま。
今回、フィリピーナ版のラムちゃんを描こうと、まず悩んだのが顔。童顔で愛嬌があって笑顔が可愛い...で、思い浮かんだのが、以前取り上げたことがある、ヤヤ・ダブことメイン・メンドーサ。印象としてはその通りなんですが、よく見ると顔の造作は、意外と大人の美女。
そこで、「Filipina Cute Smile」で画像検索かけて行き着いたのが、女優で歌手のシャイナ・マグダヤオ嬢(Shaina Magdayao)。1989年生まれなので、今年29歳。ラムちゃんにしては、少々大人過ぎる気もしますが、私が見た画像では、少女と言ってもいい初々しさ。(もう完全に個人の好みですね。すみません。)
ポーズも悩みました。敢えて断言しますが、やっぱりラムちゃんには、飛んでもらわないといけません。「Tiger Bikibi」で探せば、それっぽい水着はあっても、ビーチに横たわってニッコリみたいな、お決まりのポーズばかり。まぁ普通は飛びませんよね、ビキニの美女は。
ということで、何とか自分なりに納得のいく落とし所を見つけて、イラストにしたのがこれです。例によって、私個人のイメージなので、どうか温かい目で見てやってください。
下書きの段階で気づいたのが「ラムちゃん」の持つ強力な記号性。ビキニ・髪型・ツノ。これだけ揃えば、一発でそれをと分かってしまいます。今更ながら高橋留美子さんの才能には驚かされました。
過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。
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