2018年5月9日水曜日

3代目のコーヒーメーカー



前回前々回で投稿した、プリンター購入のお話。実は同じ日に、コーヒーメーカーも買いました。プリンターは日本から持ち込んで、一応、10年以上使ったものでしたが、こちらは、移住してからフィリピンで買ったもの。しかも買い換えは2回目。

私は学生時代から、コーヒー大好きなカフェイン中毒。食後は必ず1杯の1日3杯なので、コーヒーメーカーは生活必需品。移住前は、ネグロスの片田舎で、コーヒー豆が手に入るかどうかが分からなかったので、かなり心配していたほど。

ところが、スーパーに行けば、フィリピン国内のバタンガス産コーヒーなんて普通に売ってるし、シライ市内でも創業100年を誇る老舗カフェ、エル・イディアルでは、ネグロスのネイティブ・コーヒーを買うことができます。

そんな事情が分かったので、移住して早速買ったのが、フィリップス製のコーヒーメーカー。日本ではシェーバーや電動歯ブラシ以外、あまり馴染みのない会社ですが、ヨーロッパではアジア勢の攻勢の中で、ほぼ唯一の健闘を続ける総合電機メーカー。発祥の地はオランダながら、今では全世界に製品を供給するグローバルな企業。

ドイツにはフィリップという人名が多いことから、ヨーロッパでもドイツの会社だと思っている人が多いらしい。考えてみたら、フィリピンの国名も、旧宗主国スペインの王、フェリペ二世(フィリップのスペイン読み)に因んでいるので、縁がないこともない。

さて、そのフィリップスを選んだ理由は、前回に書いたように、それなりに信頼できるブランドだったことと、約7000円もする、フィリピンでは割と高価な部類だったこと。他にあったのは、ハナビシとかアカリとか、名前だけ日本風の中国ブランドたったというのもありました。

実際に使ってみて、コーヒーを点てるという基本機能では、まったく問題なし。2年間は機嫌よく使っていたのですが、ある日、洗っている途中に専用のポットを割ってしまった。これって、どこの製品でも、よくある事故。日本でも何回かやらかしてます。そして、どのメーカーでもぴったりサイズのポットでないと、製品が作動しないようになっている。

日本では、近所の電気屋さんに行けば、すぐにメーカーからポットだけ取り寄せてくれるし、今ならアマゾンでポチれば、当日か翌日には配送。ところがフィリピンの場合、困るのがアフターケア。丸ごと修理の方がまだマシで、メーカーに問い合わせようにも、まず電話がつながらないし、つながっても要領を得ない返事だったり、そのまま放置されたり。

インスタントコーヒーで何日も我慢できない私にとって、これは致命的。仕方がないので、その日のうちに同じフィリップスの同じ機種を買って来ました。2年で7000円か...。償却済なんでしょうけど、本体は何ともないので、実にもったいない。それからというもの、ポット洗いには細心の注意を払うようなったのは、言うまでもありません。

それから、さらに2年。別に油断して、ぞんざいに扱った訳でもないのに、いつの間にかポットにヒビが入って、コーヒーが漏れ出してます。2年で不具合が出るように、ポットに自爆装置でも付いているのか?

ということで、偶然プリンターを買うのと同じタイミングで、3代目のコーヒーメーカー購入となりました。2代目購入時と同じ、バコロド・ロビンソンズの調理機器売り場。相変わらずフィリプス以外は、安物の中国ブランドばかり。さすがに同じ機種はもうなくて、やや大きめで、頑丈そうな造りの製品に置き換わってました。価格も少し上がって、約8000円。仕方ないなぁ。ちなみに、これもメイド・イン・チャイナ。


さて、今度という今度は、大事に扱おうとは思うものの、ガラス製品が割れてしまうのは、ある程度仕方がない。割れたり、メンテナンス対象外になる前に、ポットだけ買っておこうかと考えております。


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