2018年5月3日木曜日

スタッフハウスの泊まり心地


20年前の新婚旅行をトレースするように、同じ季節、同じ場所のミアガオ観光。前回の続きです。ネグロス島の隣島パナイにある田舎町ミアガオ。ここにあるのが、家内の母校にして結婚前の職場だった、フィリピン大学ビサヤ校ミアガオ・キャンパス。



漁業・海洋科学大学の建物

当時、家内が住んでいたのが大学構内にあるスタッフハウス。これがフィリピンでの平均的な住宅よりずっと立派で、床面積は100平米以上のものが、30棟以上。学内全体を警備する、銃を携帯したガードマンも多数いるし、もう堂々たる高級サブディビジョン(宅地)。年収数百万ペソの教授クラスも、家族で住んでいるので、それも当たり前ということでしょうか。


広いのはスタッフハウスだけではなく、キャンパス自体が「広大」と形容すべきサイズ。1,200ヘクタールと言いますから、大阪城公園の10倍以上で、東京ドーム約257個分。(東京ドームの個数に変換する計算サイトがありました)

構内は鬱蒼とした樹木に覆われ、各校舎や研究施設、学生寮に診療所などが点在。家内が所属していた、漁業・海洋科学大学の建物は、海岸沿いに立地。スタッフハウスから徒歩では少し遠すぎるほど。なので、大学内の通行許可を持つ何十台ものトライシクル(オート輪タク)が走り回っていて、携帯で呼ぶこともできる。



そのスタッフハウスが、今回の宿泊場所。家内が使用していた棟とは別の、家内の元同僚の住居を借りました。わざわざ空けてもらったのではなく、今は使っていないとのこと。家賃が極安なので、新しい家に引っ越したあとも、家具や家財道具の一部を残してあるんだそうです。また1棟全部ではなく、半分に仕切った状態。



半分と言っても、40畳はあろうかというリビング・ダイニングに、完全に別室の台所、12畳ぐらいの寝室と付随するウォーク・イン・クローゼット、トイレ・シャワー。その上メイド部屋まである。広さだけなら、ホテルの超豪華スイート並み。



ただ、築30年以上は経過しているようで、かなり老朽化してます。クーラーはなくて扇風機だけで、いくら天井が高く窓の多い開放的な作りでも、この時期はさすがに暑い。しかもWiFiなしで、シグナルも弱すぎてネット接続はできません。(クーラーもWiFiも、この家にたまたまなかっただけ)

そうは言っても、冷蔵庫もあれば、鍋やフライパン、炊飯器など調理道具一式は揃っているし、何よりも無料。これで文句を言ったらバチが当る。

ということで、20年前のハネムーンの時と同じく、たった2泊ながら自炊生活。これはこれで楽しい。早速トライシクルに乗って、ミアガオ町内唯一の公設市場へ食材の買い出しです。

それにしても、ずいぶん変わりましたね。昔は本当にド田舎で、何にもない印象だったのが、電気製品まで扱う雑貨屋さんができたし、町役場もリニューアル。一番驚いたのは、とても洒落たカフェがオープンしていたこと。入ってみると、まだ内装は真新しく、インスタントではない、ちゃんと点てたコーヒーが出てきました。へぇ〜〜。WiFiはなかったけど。


町役場前には、町の佇まいに
不似合いなほど立派な消防車


町役場隣にできたカフェ


何でも揃う雑貨屋さん
通称ドライグッズ・ストア

目的の市場も、大きなコンクリート造りの建物に変わっていて、私たちの住むシライの公設市場よりもきれいなぐらい。10年も住んだ家内が、道に迷うほどの大きな変化。



新しい商業ビルの外観と
その半地下にある公設市場

野菜やら豚肉を買い込んで、スタッフハウスの台所で作ったのが、日本式のカレー。ルーだけはさすがにミアガオでは入手できないので、イロイロ市内の大きなスーパーで購入。実は20年前も、カレーを作りました。

ただ煮込むだけではなく、磨り潰したニンジンやトマトソースを入れたりして、少し手の込んだカレー。自宅では、時々お客さんにも振舞うので、家内の友達の間では結構有名で人気があるんですよ。今回も、スタッフハウスに住む隣人を夕食に招きました。食後は、オバちゃん4人で昔話に花が咲いたようです。イロンゴ語(現地の方言)なので、会話の内容はあまり分かりませんが。



夜になると、フィリピンでは貴重な静かな時間。野外ディスコやカラオケの音もなく、虫とゲッコーの鳴き声以外は静寂に包まれる大学構内。ゲッコーは人の話し声よりも音量がデカいので、静寂ではないか...。

それでは、次回も引き続きミアガオ観光の投稿です。



町の中心部にある
世界遺産に指定された教会


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