2018年5月15日火曜日

アジアのハブを目指すマクタン・セブ空港

日本への一時帰国には、問題の多いマニラのニノイ・アキノ国際空港(NAIA)を経由を止めて、セブ空港を使おう、という投稿をしたら、私のブログとしてはトップ5に入るぐらい、たくさんの方がアクセス。やっぱりフィリピン関係者のみなさん、関心が高いんですね。

フェイスブックを通じて、直近のNAIA情報も多数いただきましたので、前回書いた内容を少し更新しておきます。

まず、4つあるターミナル間の移動は、一般車両が入ってこない道路に、無料シャトルが24時間運行を開始。これでようやく、1億以上の人口を擁する国の表玄関としては、当たり前のレベルになったようです。私がフィリピン通いを始めた、20年以上前には出来ててほしかった。

各ターミナル内部は記事にあった通り、すいぶん綺麗になり、スターバックスを始め、レストランもかなり充実したとのこと。10年以上前の、ボロボロだった第1ターミナルしか知らない私にすれば、隔世の感がありますね。まだ使ったことのない第3ターミナルと合わせて、次回マニラへ行く機会(帰国ではなく国内旅行)があれば、ぜひ見てみたい。

ただ、イミグレーションの対応は相変わらずで、タイミングが悪いと1時間以上待たされるのは改善されていないし、接客態度は以前より悪くなったという話もちらほら。いくら器がきれいになっても、肝心要のヒューマンファクターは、まだまだ。

それでも、世界で最も改善された空港の第10位にランクインしたのは、確かなようです。やっぱり以前が酷すぎた。とまぁ、思ったよりはマシなったとは言え、フィリピン国外に出る時には、マニラではなくセブの方がいいという思いは変わりません。

ところで、セブ空港。正式にはマクタン・セブ国際空港という名称で、セブに隣接するマクタン島が所在地。大阪国際空港が、大阪市内ではなく、伊丹・豊中・池田の3市にまたがっていたり、我が家からの最寄りのバコロド空港(正式にはバコロド・シライ国際空港)が、実はシライ市内だったりするのと、同じようなこと。

私は全然知らなかったんですが、来月(2018年6月)に、新しく国際線専用の第2ターミナルがオープンするそうです。あまりにタイミングが良くてびっくり。それも、手狭になったからちょっと増設、みたいな規模ではなく、現在の年間利用者800万人から、1250万人にまで対応するとか、ボーディングブリッジが7箇所から12箇所など、2倍近いスケールアップ。

アジアのハブを目指すとのことで、謳い文句が、世界初のリゾート・エアポート。ずいぶん大きく出ましたね。建設は、フィリピン国内のメガワイド(SMグループ)とインド資本のGMRが共同で担当。総工費が推定で175億ペソ。完成図を見ると、確かに木材を多用して、それっぽい外観になっている。




出典:MEGAWIDE

ただ、批判的な意見もあります。せっかく新ターミナルを作っても、今後の利用者の増え方からして、すぐにオーバー・キャパシティになるのは見えているし、駐車スペースも足りない。そもそも、深夜便によるセブ市街地での、騒音公害がひどい。24時間営業になると言いますから、これは大変。

私にすれば、国際・国内の乗り継ぎ時、つまり新旧ターミナル間のアクセスがどうなっているのかが、よく分かりません。NAIAと違って、空港外に出る必要はないにしても、たいへん気になるところ。

ということで、来月以降、セブの第2ターミナルを使って乗り継ぎをする方がいらっしゃいましたら、ぜひご感想をお聞かせくださいませ。


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