2018年1月13日土曜日

彼女の名はアオイ


日本でキラキラネームが話題になり始めてから久しい。多少当て字っぽい名前でも、字面が良くて、普通に読めるものならば、私はそれほど気にしないのですが、月と書いてルナだったり、海でマリンとかになると、さすがにやり過ぎじゃないかという気がします。

フィリピンの場合、表音文字のアルファベットしかないし、カトリックを始めとするクリスチャンが人口の9割を占めるため、ほとんどは、英語やスペイン語かキリスト教の聖人に由来するものばかり。私の親戚や友達にしても、ヨランダ(義母)、ロイ(義弟)、ジーナ(義妹)、クリスジャン(甥)、ジャスミン(姪)、(以下友人)クリスティン、マジョリー、シャロン、シェリル、などなど。欧米での名前とほとんど同じ。

中にはパワーレンジャー(アメリカ版ゴレンジャー)のピンクレンジャーがキムベリーなので、そこからキムと名付けられた女の子も知っていますが、名前そのものは特別に珍奇なものでもない。キラキラネーム的な名付け方は、あまり聞いたことがありません。

どちらかというと、目立ったり、他人と違うことを嫌う国民性の日本人が、子供の名前だけは、奇妙奇天烈な命名に走る人がいて、目立つの大好き、嬉しがりの集団みたいなフィリピン人が、名前に関してはオーソドックスなのは面白い。

そのせいか、フィリピンでは同じ名前の人は、日本に比べるとかなり多い印象があります。私の家内の「ジョイ」なんて、ぱっと思い浮かべるだけでも、友達や知り合いに3人もいる。私のフィリピンでの通り名であり洗礼名のフランシスにしても同様。つい最近、同じフランシスで、誕生日まで同じという人に会いました。

ところが、ここ数年の間に、ネグロス島のシライ市内で会った日本人女性のうち、3人が同名の「アオイ」さん。日本国内ならまだしも、観光名所でもないシライ市で、しかも私と知り合う確率を考えると、これはかなりの偶然。

ネットで調べると、2008年に宮崎あおいさんがNHKの大河ドラマ「篤姫」で主役を演じてから、赤ちゃんに「あおい」と名付ける人が急増して、今でも人気のある名前なんだとか。それにしても、私が会ったあおいさんたちは、みんな20代。生まれたのは、あおいブームが起こる前なんですけどね。

最初のあおいさんは、シライ市内で活動する日本のNGOのマネージャーとして赴任。二人目は隣街のバコロドでの英語留学が縁で、頻繁にネグロスと日本を行き来。そして3人目は、自宅から徒歩10分の場所で、ただいま英語の勉強中。

考えてみると、全部母音のAoi。発音しやすいし、響きがやさしい。しかも、ひらがな表記でもいいし、いろんな漢字を当てることもできる。その上、男女どちらでも可。ずいぶんオールマイティな名前と言えるかも。キラキラネームでもないし。

もしこれから娘ができる可能性があるなら、名前の有力候補。家内の年齢を考えるとそれも無理なので、孫娘が生まれた時に取っておきましょうか。ちなみに家内が息子を身ごもって、まだ性別が分からない時に考えた女の子の名前は、サクラ・ソフィアでした。


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